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すごい人たちの共通点
最近やけにすごい人たちに会う機会が多く、彼らの話に感服しっぱなしです。その努力ぶりへの脱帽を忘れぬうちに書いておこうと思います。
これからもすごい人たちに会うと思うので、この記事は僕の周りのすごい人たちリストとしても使っていこうかな、とも思ってたりします。
彼らに共通するのは尋常ではない努力をしている点
そして普通に人以上に謙虚な点です。
ありきたりなこと過ぎて書いていて恐縮ですが、やはり直接会って話すのと、自己啓発本で読んだりテレビで見たりするのとでは雲泥の差があります。
努力と謙虚さ。直にこれらの偉大さを感じる機会があり、感謝してもしきれません。
謙虚だからこそ、現状に満足せず、努力して自己研鑽を続けられるのかも知れません。また、努力をし続けた過程で、謙虚な姿勢や他の人間的な魅力も纏うようになるのかも知れません。
そして彼らが証明していることは、やったぶんだけの力が必ずつく、ということです。
まぁいくらやっても届かない領域というのもあるにはあるのかもしれません。しかしそれを言い訳に何もしないでいるよりも、全力で努力を続ける人間でありたいし、そういう人生を送りたいと強く思います。そのほうが何もやらないよりも、素晴らしい何かを自分に残してくれると思います。たとえ何かを達成できずとも。
では僕が出会ったすごい人たちが、いかにしてすごかったかについて。
10000冊本を読んだ講師
有名講師の方と直接会ってお話しする機会をいただきました。勝手に書いている記事なので、どこでなにを教えているかについては伏せさせていただきます。
「僕の授業1回には本100冊分の価値がある。」
その講師の方が言った言葉です。同じ言葉をその講師の方が大学生だった時教授に言われたらしいです。その時は「なんだこのむかつくジジイは」と思ったと言っていました。
しかし実際に自分で10000冊の本を読む程勉強し、全力の授業を積み重ねた結果、なるほど今なら自分にもあの言葉が言える、と思ったといいます。
100冊分どころではない勉強量から得たすべてを踏まえて話しているから、たった1時間でも100冊分の価値がある、と。
東大理三出身 日本一の医師
何故かなんでもないごろつきの僕がある部位のあるタイプの病気を治す手術では日本一だという医師の方と朝まで飲ませていただくことに。細かい情報は伏せさせていただきますが。
とてもユーモアもある面白い人で、「あの頃はなんでも頭に入った」「正直カリスマだからしょうがない」「裕福に生まれて、高校のころにはいろいろわかってしまってた」「天才なんだよね」など、鼻につく自画自賛の嵐。
これが全然嫌な感じしないちょうどよいナルシシズムで、思わず笑ってしまうのです。
それはこの方が、本当は誰よりも謙虚で努力家で善い人だとわかるからだと思います。
僕がこの方と出会ったのはある勉強会で、お金を払えばだれでも参加できるものでした。内容は医学とは全く何の関係もなく、ましてやお金儲けにつながるようなものでもありません。
仮に僕が東大卒ので年収何千万も稼ぎ、業界でも日本一と謳われるような人物だったとしたら。
40歳を超えてから素人に舞い戻って真摯に新しい分野の勉強会に参加しようとは思わないと思います。仕事のために自己研鑽は続けるにしても、偉そうに自分の業界でふんぞり返っていると思います。しかし本当にすごい人はそうじゃないんだなと思いました。もしかしたらそもそも、その謙虚さなくしては一番にはなれないのかもしれませんが。勉強会中の姿勢も謙虚そのもので、本人が医師だと打ち明けるまでは、誰もそうだとは思いませんでした。
また、 「あの頃はなんでも頭に入った」 「天才なんだよね」 とは言っても、実際に話を聞いてみれば
- 高校1年の秋から
- 毎日空き時間はすべて
- 時には少しの休憩以外は24時間ぶっ続けで
- 受験まで勉強し続けた
そうです。一般的には受験など高3から始めて一日10時間くらいなもんだと思います。しかし彼はこれを「天才だから」というのです。
しかし彼が尋常ではない努力をしてきたのは火を見るより明らかです。
これは「才能」ではなく「努力」です。
そして彼はこうも続けました。
「裕福な家庭に天才として生まれた(笑)。だから今はね、人を助ける仕事をして、神様から授かった才能への恩を世の中に返してるだけなんだよ。」
これをふざけきってでも真剣にでもなく、実にあっけらかんとして言うので感服しました。本当にすごい人は真の大器を持っているんだと思い知りました。
23歳のグラフィックデザイナー
彼はスイス人で、カウチサーフィンで僕の家に滞在しました。
イラストレーターとグラフィックデザイナーの両方で仕事をしているそうです。彼の絵やデザインを描くスピードとクオリティは尋常じゃありませんでした。これは見せることができないのイマイチ僕の感激を伝えにくのですが、ひとつ言えるのは、このブログのアイコンや僕のプロフィール画像は、彼にデザインしてもらったものだということです。インターナショナルなデザイナーになったと喜んでいました。感謝と、少しでも助力になればという気持ちを込めて、彼のWebページを載せておきます。
僕は絵やデザインについてはよくわからないのですが、彼は「自分よりうまい人たちなんてたくさんたくさんいる、全然満足していない」とずっと言っていました。そしてそれはきっと事実でもあると思います。
しかしせっかく彼女ときた念願の日本への旅行中なのだから、プロとはいえ観光に集中するのかなと思えばとんでもない。
僕の家でも電車の中でもバスの中でも、ノートを開いて、ペンで周囲の景色や人物描きまくるのです。彼女もそれをほほえましい様子に眺めていました。「彼はいつも練習してる。」と言っていました。
僕の家に滞在した丸2日で、ノート何ページ分描いたのかしれません。そして「すごい!羨ましい!」と騒いでいた僕ら家族は、一切何も描かず。彼は僕が10年間で描く量のイラストを2日で描いていました。まぁ僕は絵しりとりをするときくらいしか絵を描かない人なので比べること自体おこがましいですが。
好きこそものの上手なれ とは結局こういうことなんでしょう。
僕の何千倍の絵を描く人は、僕の何千倍絵がうまくて当たり前なのです。
羨ましいと思うなら「今ひとつでも絵を描け」ということです。
確かに他にも絵が友人はいますが、彼らも暇さえあればほとんど常に絵を描いている気がします。