10冊読書

【10冊読書】1か月でお金についての本を12冊読んだので感想書きます

はじめに

10冊読書プロジェクト、最初のテーマは「お金」です。

10冊読書とは何かについてはこちらの記事をどうぞ↓↓

最初のテーマを「お金」に決めた理由・・・というよりも、実は「お金」についての本をたくさん読みたいなと思ってから、じゃあ10冊読書というシリーズにしようかというアイデアに至った感じです。

もともと関心があったテーマではあるので、今までにもいくつかそういう本は読んでます。例えば、

  • 金持ち父さん貧乏父さん (ロバートキヨサキ)
  • 池上彰のお金の学校 (池上彰)
  • 人生が変わるお金の話 (泉正人)
  • あなたがお金で損する本当の理由 (長瀬勝彦)
  • ユダヤ人大富豪の教え (本田健)

今回は、僕がこれまで読んだことのないものの中からネット上で評判の良い「お金」に関する本を一気読みしました。10冊に絞り切れなかったので(絞る必要もないかと思い)、初回からいきなり12冊になっていますがお気になさらず。期間はかれこれ1か月くらいです。

下世話気味なテーマなのもあってかなり読みやすい本ばかりなので、1か月はかかりすぎでしたが、学ぶことはいろいろありました。では、紹介いたします。

メンツはこんな感じ↓(kindleで読んだ2冊が抜けてますが・・・。)

お金について知るためオススメの本12冊!

① お金のこと何をわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!(大河内薫/若林杏樹)

いきなり漫画でした。これはセコイ冊数稼ぎだ。

しかし内容は、フリーランスの漫画家である若林さんのために税理士である大河内さんが大切な情報をぶっちゃけまくるというもので、大変読みやすい・わかりやすい・ためになると三拍子。ベストセラーであるのも頷けます。

フリーランスだと、雇用される身では会社がやってくれたことも自分でやらなければならないことが増えますが、そういうときに必要な知識って、本当はみんなが理解しておくべきことですよね。

「難しいからよくわからないのだけれども、会社がやってくれるんだから任せておけばいいでしょ、ってもんでもないのかな・・・」という方が最初に読むのにはピッタリの1冊だと思います。

「興味ないからいいや」という方も、これから副業が続々解禁され、一人が複数の収入減を持つことが当たり前の世の中になる様子ですから、うかうかしている場合ではないかもしれません。それこそ確定申告の仕組みや、経費の申請テクニックなどは、かなり知っておく価値がある情報満載です。

税金に感謝できるようになるところもこの本のいいところ。どうせ払うならば、気持ちよく払いたいですから。

②難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元/大橋弘裕)

金融のプロが教える、実用的なお金の運用方法です。

何が起きているのか、何故その運用をするべきなのか。こういったことの説明は最小限に、とにかく何をすればお金で得できるのかがドライに書かれている1冊。

医療保険と生命保険には入らなくてよいとか、銀行には近づくなとか戦争は公共事業だとか、「まあまあそんなんだろうけど・・・」という内容も多く出てきますが、それだけドライに向き合うべきものなんだろうな、お金って、と改めて思います。

超読みやすいので、最初の1冊におすすめです。

③ お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (佐藤航陽)

お金というシステムが大きく変化する中、どのように我々は身をこなしていけば良いか。

変化の仕組みや本質を説明しながら、僕たちのこころとお金がどう癒着してしまっているのか、それからどう解放されうるのかという話題につながっていきます。

中央集権から権力分散へのシフトは、特にインターネットと普及以降、あらゆる分野で起こっています。経済もその例外ではなさそうです。著者が「経済の民主化」と呼ぶ価値主義。確かに「価値」はみんなで決めようよという時代の空気を感じます。YouTuberの収入は再生回数で決まっていたり、投げ銭システムが採用されているサービス内で芸術活動をしている人たちがいたり。

これも結構前に流行った本ですよね・・・。この類のテーマにとっての2年とかって物凄く長いですから、もっと早く読むべきだったかなと思います。こういう目線を忘れずに世の中を見ていたら生きているの楽しいかもね。ワクワクの連続で。

④ いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン (大塚雄介)

『お金2.0』でももちろん触れられていたビットコインについてがっつり語った本。そのベースとなっているブロックチェーンという技術にもページを割いて書いてくれています。

お金の価値の担保が国家の承認ではなく、ユーザーの相互承認というのは確かに大きなパラダイムシフトを起こすであろう転換ですね。どこまでも民主的なシステムですが、政治の世界では民主化の後には残念な時代が来ることが極めて多いことは歴史が語っています。

技術の功罪は、技術そのものではなく、人類の使い方や反応のよって決まるものです。この民主的技術が最初に為すのは功か罪か。

⑤ お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること(田口智隆)

お金持ちになるためのマインドをメインに説明した本です。内容の多くは「出費には浪費と消費と投資がある」とか「お金のノートのつくり方」とか、ベタベタなんですか、いろいろな本に書かれているのは結局そういうことで、それを読みやすくまとめてくれているという感じなのでありがたいです。

特に「ボランティアをやめなさい」というのはにはとても納得。実際僕も友人に無料で英語を教えることがあったのですが、これを機に誰に対しても有料にすることにしました。結果、そのほうが友人の学習にも身が入り、モチベーションと責任が生まれるぶん、こちらの授業の質もあがるので、互いにとって良かったと思っています。

真新しいことは特に書いてありませんでしたが、著者は講演家でもあるということで、内容はわかりやすいですし、何故か読者をやる気にさせるノリがあります。がんばるぞ。

⑥ 誰も教えてくれないお金の話(うたひろえ/泉正人)

漫画2冊目という・・・悲しき冊数稼ぎに見えますか。でも素直に多くの人がお勧めにあげる本を読んでいるんですよ僕は。この本はその筆頭でありました。

無料で「お金の教養講座」などもやっている日本ファイナンシャルアカデミーの会長と漫画家のうだひろえさんがコラボしての1冊。

家計のつけ方や、家や保険の選び方など、誰もが人生のどこかで抱える悩みにぶち当たりまくる主人公を、お金に詳しい皆様がありがたいお話や的確なアドバイスによって、開眼させていく物語です。確かにとりあえず読んでみれば、という定番の本かもしれません。とても軽く読める本なので。

⑦ 金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った(安部芳裕)

怪しい本です。(笑)

1ページ目から白黒反転で「信じるも信じないも貴方次第」という・・・。著者は「反ロスチャイルド同盟」などという徒党を組織したガチモンの陰謀believerです。

しかし最初のお金の発達史は事実に基づいて書かれていますし、利子をめぐる金融システムの問題点も実際に書かれている通りだと思いますので、まるっきり馬鹿にしてはいけません。最後に著者が提唱する「地域通貨」もなかなか面白いです。TポイントとかLINEPAYみたいな感じで各地域自治体にもできることがありそうですよね。住民と生産者がネットで繋がって、そこに自動運転技術やドローン技術が加われば、「地域通貨」はかなり地産地消を促進しそう。それがエコにつながったりして。そういう感じで読むにはとても面白い本だと思います。

途中長く語られる「ほらね!これもあれもそれも!大本は全部ロスチャイルド系の人間でしょ?彼らの計画の上で転がされてるんだ!」みたいなのは完全に陰謀論系の本のそれなので、そういうのが好きな人は余計に面白いかもね。

僕はそこまで興味ありませんが、とりあえずユダヤ系にょる陰謀を明かそうとした人が暗殺されたというようなことまで書いている著者がなぜこの本を出してから10年以上も「反ロスチャイルド同盟」盟主として生き延びているのかが不思議です。

⑧ 経済ってそういうことだったのか会議(佐藤雅彦/竹中平蔵)

メディア界の大物佐藤雅彦と経済界の大物竹中平蔵の対談です。

一昔前の本ですが、経済・株・税金・アメリカ・アジア・ビジネスなどに関してテーマごとに語られる内容は本質的。ベストセラーたる所以か、さほど古さを感じません。2000年の発行なのでほぼ20年前。経済に関してこの期間は極めて長いと思いますが、この本にはまだ読む価値があると思います。

特に「所得税と消費税は長期的には同じだ」という話には頷かされました。納得する人は少なそうですがムムム確かに。実際にはため込む人が多いのに、食べ物など生活に必要なものに払う額の最低限度額は変わらないから、消費税が富裕層優遇政策と言われるのも仕方ないですけど。

可能なら人頭税が一番フェアで楽というのも面白いです。確かに。これにも少子化が進みそうとか、いろんな問題があるんでしょうけど。今後国際化がさらに進んだ世界はどんな経済の仕組みになるのか楽しみです。

⑨ 投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人)

「お金」よりも大切にしていること、と題している通り、これはお金関連本の皮をかぶった啓発本です。ただの理想論や精神論というよりは、割とリアリスティックな視点から、お金との関わり・社会経済・投資・働き方などについて切り込んでいます。

ブラック企業をつくるのは求められる消費者の姿勢であり、受動的で無思想無責任な個々人の態度が経済の悪循環を形作るという考え方は、事実に即していると思います。

個人的に今回読んだ本の中では最も即効性があり、感化性の高いものでした。電車で実家に帰る途中にずっと読んでいたのですが、本の言う通り実際に、席を何度も譲ったり、困っている方や路上で活動されている方に「いいな」と思ったことをそのまま声にして伝えたりして帰ってみました。

たったそれだけでずいぶん幸福な気分になるものですね。何より人の良い所や自分が力になれる方法を探しながら生きるようになりますから、そういうアンテナをキワキワに張った姿勢でこそ、目の前を通り過ぎるビジネスチャンスをものにすることができるのでしょう。

僕も勇気を出して、降車時にお客さんひとりひとりに笑顔で声掛けをしていらっしゃったバスの運転手の方に「みなさんに声掛けされてるんですか。素敵ですね」と伝えてみました。そのときの運転手さんの表情はとても嬉しそうで印象的でした。小さいことを続ける人は素敵ですね。バスが降車した僕を追い越すときに、運転手さんは僕が見てるかどうかもわからないのに、帽子に手をやり会釈していました。

⑩ 臆病者のための億万長者入門(橘玲)

新書ですから、専門書というわけではないのそこまで難しくはないのですが、今回読んだ他の本と比べると多少専門的な話が多いです。といっても経済や金融の世界では1+1くらいのレベルの式やグラフが出てくるだけですが。

ローリスクハイリターンは存在せず、うまい話は決して人脈のない素人に回ってこず、どれだけ勉強や分析を重ねても精確な予測ができない市場を相手に、継続的なローリスクローリターンを実現するにはどうするのがベストかが書かれています。

グローバルかつ長期的に見れば市場はそれなりに安定した成長をつづけていますから、極論、市場に出ている全株式を買い占めれば全体としては儲けが出ることになります。うーんまあ確かにだけど。

このような常にパニック状態の金融市場でちょっとだけそのパニックの方向性が分かっている人たちがどれだけあくどい商売をしているのかよく見えてきます。そんな中で受け身の素人が、最低限自分の身を守るために何ができるのか、何を避けるべきなのか、安全パイの指針を提示してくれているのはありがたいです。

⑪ 本当に儲かる株•成長する株を自分で見つけられるようになる本(竹内弘樹)

株の運用に公式はないということは他の本で繰り返し言われていたことです。ですから、一般的に無知な個人投資家は、TOPIX連動型の投資信託など、ある程度の数の銘柄をカバーする分散型投資をするというのが定石らしいのです。

これまでの10冊でそんな意見を波のように読んできて、11冊目がこれ。

え、儲かる株を見つけるなんて無理なんじゃないの? と思いながらも買ってしまったので読みました。

内容自体はいたって普通のことがずっと書いてあるのですが、普通だからこそ信じられる内容でもありました。ただ素人にはその「普通のこと」を見つける知識がありません。決算書の読み方や、専門用語の意味、四季報や企業HPではどこの何をどう見ればよいのか。そのような知識があってこその「良い会社」「悪い会社」の判断になってくると思います。

そういった前提となる知識を紹介してくれる入門参考書として、この本は親切で優れていると思います。伸びる会社が分かれば投資先も分かるのは当然ですし、経営手腕や需要とのマッチに自分の財産を賭けても良いという会社があればそこに投資するべき。そりゃそうか~。

⑫ となりの億万長者(トマス・J・スタンリー/ウィリアム・D・ダンコ)

知名度の割には微妙で、分厚さの割には薄い内容・・・という印象でした。お金関連本の中では『金持ち父さん』などと並んで古典的な位置づけらしいので、後続本に同じことを言いまくられた結果陳腐化してみえるだけかな?

お金を貯めるノウハウや金融・資産運用の知識が書かれた本ではありません。金持ちになるための考え方や習慣、環境、お金の使い方などを書いた本です。

統計調査やインタビューに基づく、社会学的なアプローチなので信ぴょう性はありますが、結論そのものがごくあたりまえのことなので、そもそも疑う余地無しという感じです。7つの法則がなんだったのか全く覚えていないほどまとまりがないのも残念。

即物的な欲求や対外的な見栄のためにお金を使うな。収入が増えても生活を変えるな。億万長者のほとんどは投資と教育にお金を遣い、地味に暮らしている。

これがこの本のエッセンスです。

億万長者になることが幸福に生きる手段ではなく、それ自体が目的として書かれすぎているところにも違和感。お金の悩みがないのはもちろん良いことではありますが。

特にオススメしたいベスト3!

第1位 投資家が「お金」よりも大切にしていること

個人的に最優秀賞はこの本。

ただ単にお金の知識ではなく、お金というものと向き合うための考え方やマインドについての本。

なんだかそこらの自己啓発本よりも、自己啓発本してます。

即行動に移しやすいことも多いですし、何よりこの考え方や価値観を身に着ける前のお金持ちになったところで幸福度は上がらないだろうし、社会の役にも立てないだろうという気がする。

すぐに読み終わる文量なので、投資やビジネスを始める前に、まずはみなさんに読んでほしい。

第2位 経済ってそういうことだったのか会議

大物が話してるだけあります。

お金や経済の本は、素人向けのテクニック系で本質から外れたものか、専門的すぎて素人には理解不能なものが多い気がしますが

この本はちょうどいいところに落とし込んでくれている。

長年のベストセラーという実績に恥じないクオリティ。

古い本ですがまだまだ読む価値アリです。

第3位 お金のこと何をわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

この先、フリーランスや副業をする方がますます増えていくでしょうから、この本にのっている知識や情報は知っておく必要があります。

マンガで楽しく、簡単に、小難しく見えることを説明くれるのは本当にありがたく

ヒットしているのも頷けます。

「何がどうなっているのか」だけでなく、「何をどうすればよいのか」という実際的なところまで教えてくれるのでとても親切。

一家一冊欲しい。

お金の本を12冊一気に読んでみて

12冊読んだところで、急にお金持ちになれるわけではなく、お金持ちになれる方法に確信が持てるわけでもありません。

今回のプロジェクトとそれ以前も含めてもたぶん僕が人生で読んだお金についての本はせいぜい20冊くらい。しかしどの本も同じようなことを言っていたのは間違いなく、するべきことはいつも地味なことの継続です。

節制や長期的な投資、勉強や読書。欲をかかず細々と頑張る人はお金に困らないようにできているんだなあと思います。家庭の事情や他人に巻き込まれたり、病気したり、いろんなパラメータXはあってもね。

ただ今回読んだような読みやすい本を読んだだけで分かった気になるだけでは何も変わらないし、結局ためになる知識っていうのはまずはつまらない座学、そして学んだことの実践を通して身に着くものだと思います。

そこで、FP3級(ファイナンシャルプランナー)の資格をとることにしました~。

簡単らしいし、その資格が何の役に立つというわけでもないんですが。何か目標かプレッシャーがないと勉強しないので。役に立つ知識ってこういうものなんですね。こういうつまらない小難しいルール。

面白かったらFP2級も取ろうと思います。難しいらしいけど。 

これ↓ 幻の13冊目です。がんばります。

ABOUT ME
ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。