10冊読書

【10冊読書】未来をつくるテクノロジーの本を10冊読みました【新技術】

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はじめに

10冊読書、今回のテーマは、【最新の定番テクノロジー】です。

1800年ごろにイギリスで産業革命なるものが起きて以降、社会の構造や問題、常識や文化が大幅に再形成されてきました。

農村から都市へ人口は移動。

戦争は大規模化。

人口は前代未聞のペースで増加。

核家族化と女性の社会進出は進み、

貧困が減り、子どもの教育が制度化され、医療の発達で寿命が大幅に伸びました。

国際化が進んだことで世界の文化が均質化する一方、文化同士の衝突も起きています。

社会変化が加速的に進んできた近現代ですが

時代も21世紀に入り、インターネットなどの新技術を基盤として

変化の速度はさらに何倍にもなっているのが現在です。情報革命の時代です。

その速度はこれからも上がっていくでしょうし

僕たちの生活や常識、時間や空間、さらには権利や人格の捉え方さえも大きく変化させたインターネットやスマートフォンというテクノロジーと同等か、それ以上のインパクトを持った新技術がこれからも波のように押し寄せて世の中を革新していくと思います。

そこで、すでに今更感はあるのですが、近年注目される新技術についてや、これからの近い未来についての本を10冊読んでみました。

これらの技術がもつ性質や社会へのインパクト、使いこなし方などについて、

知っている人と知らない人の間には大きな差が生まれてくることは必至です。

変化についていくためにまず必要なのは、知ること。

皆さんもこのリストを参考にしつつ、もう始まっている未来を見据えながら

人生のハンドルを握っていただける嬉しいです。

車は自動運転になり安全性が増そうとも、自分の人生をも社会に任せた自動運転モードにしてしまうのは安全とは思えませんし(うまい)、なによりそれでは楽しくないでしょう。

では、紹介いたします。今回読んだ本のメンツはこんな感じ↓

テクノロジーは日進月歩だからもうすでに情報が古くなっているものもありますが

技術の肝はそうそう変わらないはずですので。

未来をつくるテクノロジーの本10冊

①ザ・テクノロジー マンガでわかる11の新技術(春夏アキト/クロウバー)

新しい分野を学ぶときは、とっつきやすい漫画から・・・。

紹介されているテクノロジーは

VR・ドローン・3Dプリンター・仮想通貨・ブロックチェーン・5G・MR・VTuber・ロボット・AIの11個。

基本的なテクノロジーの仕組みと、それに対して現在社会がどうリアクションし、どれくらい実用に近づいているのか教えてくれます。

高校の未来技術研究部に所属しているキャラクターたちが、最新テクノロジーに触れながらいろいろ説明してくれます。

キャラクターたちのテクノロジーに対する姿勢がキャピキャピのキラッキラで、勉強になりました。

「よくわからない難しいもの」や「社会問題を増やしたり仕事を奪ったりする恐ろしいもの」という考えはなくし

「世の中を変える便利で面白いもの」とワクワクしながら新技術を受け入れる姿勢を身に着けたいものです。

ホリエモンもお勧めする初心者にピッタリの1冊でした。

②人工知能は人間を超えるか(松尾豊)

東大で一番売れたとかなんとか。

AI本の大定番ベストセラーです。

読もう読もうと思ってから3年ほど経ってようやくこの機会に読みました。

人工知能に関してはかなり情報不足の中で、「仕事を奪われる!」「危険だ!」などと話される傾向が強いですね。

実際の専門家は、以前に2度もあった人工知能ブームが、風船のように縮んでいった苦い思い出を知っているので、そこまでAIの極端な台頭を予想してはいないようです。

AIが伸びる業界や業務では導入が進むだろうが、AIが勝手に戦争を始めて人類滅亡などというストーリーはなかなか実現しそうにない、と。

特異点のことや特徴表現のこと、ディープラーニングのことなどAI界隈でよく聞かれる言葉についても丁寧に説明してくれています。

入門書とはいえしっかり理解するのは結構難しく、そこそこ読み込む必要があるなあという印象。

本書が書かれた段階(2015年初版)では、まだまだ人工知能と人間の知能というのは別物であるというのが現状だったようです。今はどこまで進んだんだろう。

③ブロックチェーンの描く未来(森川夢裕斗)

ブロックチェーン技術自体がビットコインとは切り離せない文脈から生まれているので、話はお金の歴史や役割から始まります。

台帳や簿記、銀行などという発明を経てお金を取り巻く環境はダイナミックに変質してきました。その最新形態としての位置づけでビットコインの説明が展開します。

そしてビットコインを支えるブロックチェーンという技術、つまりこの本の核となる話題へ。ブロックチェーンの技術は中央管理者が存在しない分散型です。この技術が契約やデータベース、コンテンツプラットフォームにも応用されはじめているそうです。

そしてルールドリブンな社会、つまり規制のルールに従うのではなく、自分が賛同できるルールで動いている共同体を選んで参加するという形の未来社会を照射して結びとなります。

僕はこの手の話題はてんで素人なので全てを理解できたわけではありませんが、大きな歴史のうねりは一定の期間ごとに必ずやってきていて、現在21世紀初頭はまさにその大変革の時代と言うことは理解できます。

鉄の使用、車輪の発明、銃火器の使用、活版印刷の普及、産業革命…

いつの時代も新技術が生産や消費の在り方をかえ、社会全体を大きく変容させてきました。その変化を経て利を得たのはいつだって新技術うまく使いこなし、そのあとにやってくる新しい社会にいち早く適応した人々です。

現在インターネット、スマートフォンが世界を完全につくりかえています。そしてそれと同時に、しかし比較的わかりにくく押し寄せているのが、ブロックチェーンの波だと思います。

情報が溢れ、あらゆるものが分散化、民主化しています。気が付けば、僕たちがよくスマホで利用しているサービスの多くは中央組織の介入が最小限になっています。

AirbnbやUber、メルカリが良い例です。(別にブロックチェーンではないですが。)

これだけ物事が複雑化した社会では、中央ですべてを管理するよりも全体に管理を分散させ、相互承認的なシステムのほうがうまく機能するのかもしれません。

それを実現可能にする技術がブロックチェーン…

間違いなく知っておくべき、この技術がつくりかえる世界に適応する準備が必要でしょう。とはいえ難しいことはわからないという方にも、この1冊はブロックチェーンにまつわる全体像を捉えるには最適です。

④ホモ・デウス 上・下(ユヴァル・ノア・ハラリ)

世界的ベストセラー『サピエンス全史』の作者が送る続編です。

『サピエンス全史』では、共同主観による虚構を信じる力で大規模な連帯が可能になったことがホモ・サピエンスが生物の頂点に君臨するようになった主要因だ、という主張を軸にサピエンスのこれまでが独自の視点でまとめられていました。

あまりに徹底した客観主義におそれをなしたのを覚えています…。

今回も作者の驚嘆すべき冷静さは健在。

『サピエンス全史』でも触れた認知革命・農業革命・科学革命などがサピエンスの社会機構に及ぼした影響を振り返ったうえで、サピエンスの未来についての仮説を展開します。

鍵となるのはバイオテクノロジーとコンピューターアルゴリズム。神を殺して発展した人間至上主義が、情報信仰という新しいイデオロギーによって殺される日が来うるということが、客観的な事実を基に淡々と述べられます。

これがかかれたのが2016年というのだから驚き。Facebookを悪用した選挙での投票誘導が行われるような世界がくると書いていて、実際にトランプが勝った大統領選でそれが起きている。恐るべし。

AIが人間に反逆する恐れも、人間の仕事が根こそぎ奪われる恐れも低いとはいうものの

AIやロボットによって要らなくなった労働力が向かうべきは、これから生まれる新時代の新しい職業です。

適応し、進化しつづける個人しか太刀打ちできない世界がもうそこまで来ているようです。

だからベーシックインカムを推す人が多いのかな…。

⑤未来型国家エストニアの挑戦(ラウル・アリキヴィ/前田陽二)

2000年代から早くも電子国家への道へギアをあげて進み始めたエストニア

これからの時代を支えるeソサエティーの旗振り役です。

あらゆる手続きがオンラインで出来るように準備を整え、もはや実現しているそうです。日本の市役所はいまだに何でも紙なので、是非見習うべきでしょう。

エストニアのような小規模国家は新体制の試験的な役回りを買って出てそのノウハウを他国に輸出するという生き延び方ができます。しかしこれほどまでうまくそれを実行したエストニアは天晴。

日本は前代未聞の高齢社会なわけですから、あえて革新的な制度や体制を導入して、世界に先駆けた高齢社会の統治の好例を世界に示せれば良いのですが。(高齢だけに。)

前にどこかであったエストニア在住のインド人は、首都のタリンはwifiはどこでもあるし、選挙もオンラインだし、現金なんてもう何年も触ってないといってました。

Microsoft社に買収されたSkypeはエストニア発のサービス。さすがIT化先進国ですね。

この本はそんなエストニア、タリンでの家族の生活を例にとりながら、IT立国までの過程や現状をわかりやすく紹介してくれています。

⑥ベーシックインカム 国家は貧困問題を解決できるか(原田泰)

テクノロジーと銘打ってここまできましたがここで少し毛色を変えて、社会制度について。

未来をつくる新しい社会保障制度、ベーシックインカムです。

真新しいアイデアでもなく、近年とても話題になったこともあってほとんどの方はご存じだと思いますが、ベーシックインカムは国民全員に一律同額を無条件に給付するという制度です。

100年以上前から似たようなアイデアは出ていますが、未だ実現した例はありません。しかし、近年の多くの単純労働が機械化・自動化していく流れや、貧富の差が開き都市型の貧困がふえているのに保障に値する人のすべてにリーチできていない現行の社会保障制度を考えなおす文脈のなかで大きな注目を集めています。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグやテスラのイーロン・マスク、元ライブドアの堀江貴文など著名人がベーシックインカムの導入に賛成していることもあり、直感的にはありえないようにおもえるバラマキ政策にも経済的な正しさがあるということを、一般人も理解し始めています。

ベーシックインカムの哲学はシンプルで「貧困とはお金がないことなのだから、貧困をなくすにはお金を配れば良い」ということです。確かに国民全員にお金を配れば少なくとも本当に困窮している人に経済的支援を与えるという社会保障制度の究極目的は達せられます

では問題は、どのようにそれが可能か。財源はどうするのか。そして無条件一律給付という原則を守りつつどのように公平性を保つのか。

本書はこのようにあたりまえに浮かんでくる疑問に、極めて客観的な分析と計算に基づく解答を与えています。

ベーシックインカムの欠点を指摘するのは簡単でしょうが、問題になるのは「ベーシックインカムが完全な社会保障制度か」ではなく「ベーシックインカムは現行の制度よりマシか」です。

欠陥だらけの現行制度と、ベーシックインカムの欠陥。果たしてどちらが多いのでしょうか。本書を読めば、ベーシックインカムが単純に全国民に今より給付金額分の富を無条件で楽しませる夢物語ではないことや、現行制度の財源無駄遣い分が代わりにベーシックインカムとして国民に給付されることがどれだけ投資的に正しいかがわかります。

ベーシックインカムは十分に検討に値する制度です。スイスではベーシックインカムの導入を巡る投票で惜しくも否決となりましたが、僅差でした。フィンランドなどの北欧諸国は限定的に試験導入して社会へのインパクトを測る取り組みもおこなわれています。

徐々に現実を帯び始めているベーシックインカム。そしてすでに現実となっている貧困や社会保障制度の欠陥。

本書は社会保障の歴史や哲学からベーシックインカム導入検討にいたるまで丁寧に解説された入門書です。ベーシックインカムってなんだ?と気になっている方にはまさにピッタリ。

⑦5Gビジネス(亀井卓也)

第5世代移動通信システム、通称5Gについてのベストセラーです。

そもそも1Gから5Gに至るまで何がどう進化してきたのかすら知らなかった僕としては、基本から紹介してくれる本書はとてもありがたかった。

最初に5Gが浸透した202X年の人々の生活を小説のように短きだすプロローグがあり、すでにワクワク。トヨタが手掛けるMaaS(マーズ、Mobility as a Service)の「My route」などは最近プロモーションを見く機会があって、新時代のインフラ!という感じがして高鳴りましたが、これも5G通信を前提としているんですね。

もはや移動は手段ではなくなるらしいですよ!移動という「体験」・・・アツイですね!

他にもセキュリティや商取引、個人デバイスの使い方まで、5Gが当たり前になり、すでに専門家によって見据えられている6Gの世界がやってくる頃にはあらゆる常識が生まれ変わりそうです。

よく考えれば僕たちもすでに15年前に生きていた常識とは全く異なる世界で生きていますね。国際ビデオ通話が無料だなんて15年前の人に伝えたら間違いなく詐欺だと思われますもんね…。

しかし本書では5Gに伴うリスクや過度の期待が招きかねない悪循環までしっかり説明してくれています。あまり疑いすぎず、期待しすぎず、新技術とはフラットは姿勢で付き合わないといけないなあと痛感します。

本書の途中で示される、プライベートデバイスがなくなる未来という発想には本当にドキドキしました!自分のスマホを持つのではなく、そこらへんにあるデバイスで自分の使っているサービスにアクセスするという…。

すでに浸透しているクラウドコンピューティングの技術と、AmazonGoなどで使われている連続的な動きを認識して個人を特定する技術を利用すれば実現できるそうです。

⑧キャッシュレス覇権戦争(岩田昭男)

昨今、日本でも激化してきたキャッシュレスへのシフト。
コンビニや携帯電話の大手キャリアが囲い込みを狙って
~pay が乱立しています。

日本政府もようやく重い腰をあげて
キャッシュレス化を主導し始めています。

現金主義の色が強かった日本でも
次の10年でお金の在り方がひっくり返るのは間違いありません。

よく「クレカとか電子決済だとお金使ってる感覚がなくて使い過ぎちゃうのが怖い」という声を聞きますが、個人的にはそういう考え方のままでいるほうが怖いことになると思います。

新しいお金の扱い方に慣れて適応しないと確実に損をしまくるのは火を見るよりも明らかですから、クレカや電子決済だと使いすぎてしまうなら、そもそもその習慣を叩き直し、現金じゃなくても金銭感覚を保てる能力を身に着けるべきです。

こちらの本ですが
2018年に行われたペイペイによる「100億円還元」キャンペーンという大盤振る舞い事件の考察を導入として書きだされています。

それから多様化している現在の決済手段を広く紹介し、その後にクレジットカードに発するキャッシュレス化の歴史をさらいます。

クレジットカード発祥の地はアメリカなので、アメリカのキャッシュレス文化やクレカの信用スコアの話が入った後に、現代のキャッシュレス大国である中国の話題へ。

中国では、従来のクレジットカードのヒストリーを基につけられる信用スコアがさらに発展的な形で利用され、監視社会・スコア社会の様相を呈しています。

しかし、信用スコアやデータ監視による社会運営は、もはや新時代のトレンドです。
その是非に関してはまだハッキリとしませんが、期待と不安の両方が渦巻いているのが現状でしょう。

民主主義社会とは到底言えない中国で発達した文化であるがゆえ、国としての中国を叩く文脈と混同されてしまい、それが適切な議論を邪魔しているというのがなんとも歯がゆいですね。

ブランディングと圧倒的なサービスの普及によって現代を席巻するGAFAですが、本当にデータ監視社会に恐れおののくなら、恐れるべきは中国よりもGAFAでしょうね。

この本は最後にデータ監視社会でどのように自分の身を置いて生きるべきかという、意義のある問いにまで切り込んでいる良書です。

キャッシュレスの流れだけではなく、それに付随して起きる経済や社会の変化についても記述も豊富です。

⑨VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む(新清士)

以前にも「来るぞ来るぞ」といわれていたVR技術が、近年また注目を浴びています。

確かに街中でもVRを体験できるブースをたびたび見かけますね。

GoogleやFacebookがVR事業に巨額の投資をしていることが話題になっており、MicrosoftHoloLensというMRデバイスを発売しています。
日本のソニーPlayStation VRを発売しました。

世界的にIT企業は軒並みVR産業への舵をとうにきっています。
VRやAR(拡張現実)・MR(複合現実)が市場に出回り、他のあらゆる業界に導入されていけば、僕たちの生活は一変するはずです。

最近SlackやMicrosoft Teamsなどの一般化で推進されているリモートワークやテレカンも、VR技術が乗っかることでさらにスムーズになるでしょう。

映画やゲームや芸術作品の幅も広がりますし
建設現場ではVRで完成図を前もって確認できます。
家探しでも自宅にいながら内部見学ができるようになるでしょう。

個人的な教育に導入されたら革命が起きると思います。
すでに映像授業なども普及し始めていますが
VRが発達すれば、歴史や物理の世界を生徒たちは生々しく体感できます。

なんとなく教員になって付け焼刃の授業をしているような教員は淘汰され、
トップレベルの質の高い授業をする教員や講師の授業を、無数の生徒がほとんど生の感覚で受けることができるようになるかもしれません。

VRデバイスがスマホのように普及する日が来るのか
来るとしたらいつになるのか。

まだ具体的なことはわかりませんが
VRという新しい常識の波がここまで迫ってるのか
という技術の肉迫を感じるのに
このような本は是非読んでおくべきだと思います。

⑩ROBOT ロボットーそれは人間の敵か、味方か(中嶋秀郎)

工業用に開発された腕のみのロボットから、アシモに代表される二足歩行の人型ロボットやAIBOのような癒し系ロボット、災害対策用ロボットなどを経て、AIの結びついたロボティクスやパワードスーツなどのサイボーグ技術までを概観する書籍。

ロボットと言うとドラえもんのような人間的なものを期待してしまう僕たちですが、実際にはヒューマノイドにはかかる期待が大きすぎて結局失望に終わってしまうというのが、ありがちなパターンなようです。

近年では、単一のことをこなす特化型のロボットの開発が進んでおり、そのほうが経済(開発コスト)的にも実用的にも現実味のあるものができるという考え方が主流になっているとか。

床の掃除に特化したルンバなどが好例。

この手の本には必ず書いてあることですが
AIやロボットが人の仕事を奪うという書き方はやはり不適切に危機感をあおるものみたいですね。あくまで人間を助けてくれるもの、人間がうまく使いこなすためのものとしてのロボット開発に、現状は留まっているようです。

また、AIを中心とするソフトウェアついては際限なく進化していきますが
ロボティクスのようなハードウェアの進化のスピードには限界があります。

そしてどんなにAIが進化しても、その能力をいかんなく発揮するうえでは、やはりハードウェアが未発達さが足枷になりますから、僕たち素人が思い描く、AIとロボットが支配するSFのような世界が実現可能になるのはまだまだ先の話のようです。

しかし、高齢化が進む現状を踏まえれば、日本ではあらゆる産業へのロボット導入が必須になるでしょうし、実際にその流れは進んでいます。

世界に先駆けて超高齢化社会に突入する日本ですから
ロボットとの共存社会を現実に描き、遅れて高齢化社会に突入してくる他国の良いモデルケースになれるといいですね。

まとめ

未来をつくるテクノロジーに関する書籍を10冊読んでみました。

やってみて思ったことは…

「これ、全員やった方がいい!!」

ですね。本当に。

単純に生活を豊かにするにもそうですし、これから何が来るのかわかっていれば、お金の使い方やキャリアの選択で後悔することは確実に減ります。

しかもこのように複数の技術について広く浅く知ることで、世の中が流れていっている方向性のようなものが感覚的に掴めてきます。

僕は歴史については相当力の学習をしてきましたし、かなりの量の本も読んできました。だからダイナミックな社会の変化のようなものを読み取ることには、慣れているほうだと思います。
また、今回読んだテーマの中にはすでに他で読んだことがありある程度前提知識があったものもあります。

だから10冊本を読んだくらいで社会の流れを読めるようになるというつもりはありません。そもそも僕もまだわからないことの方が圧倒的に多いです。

しかしそれでも今回取り上げたテーマたちは、もうすでに現実として始まっているものばかりです。きっと今後の10年の新常識を支えるものです。

そしてそれを前提に20年後にはまた新しい別のテクノロジーが、さらに先の未来をつくるように確実になります。
はやくキャッチアップしないと、時代は確実に僕たちを置いていきます。

だからこそ今回取り上げた程度の内容は、本当に全員が触りだけでも理解しておくべきだと思ったのです。
少なくともアンテナは張っておかないとマズイと思います。

今回読んだものは、ネット上で評判の良いものをかなり厳選し、技術的にもバランスのとれたものを選んでいます。

新しい技術を使いこなして、来たる時代の楽しみたい方のために、
このリストが参考になれば嬉しいです。

では。

ABOUT ME
ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。