持論や考え

お酒を飲まないメリットについてじっくり考えてみた

僕はお酒を一切飲みません。

体質的に飲めないということではなく、飲もうと思えば飲めます。

飲むメリット・飲まないデメリットよりも

飲むデメリット・飲まないメリットのほうが圧倒的に大きいと思うから

飲まないことを選んでいるという感じです。

飲み会で飲むお酒の量ですが、一般的に飲み放題の時に飲む量は、そうでないときに飲む量と比べて1.7~1.8倍にもなるそうです。

これはほとんどの人はお酒を飲む量を、外的要因から判断に基づいて決めているということになります。だからお酒の量のコントロールについて自分を過信してはいけません。

これを踏まえて、今回は僕がお酒を飲まない理由をまとめたいと思います。

Contents

お金について

まずお酒を飲まないことの大きなメリットは金銭的な理由です。

毎日のように晩酌をするという人がいますが、毎日200円の缶ビール1本を消費するとしても平日だけでも月4000円。年間にすると4万8000円です。これにおつまみ用のお菓子なども加わるとその値段は倍になります。

また、お酒を飲み人は飲み会に行く回数も多いです。社会人として飲み会に行けば1回で安くても2-3000円は飛びます。週1回でも1か月で1万円強。年間にすると15万円です。

これはほとんど新卒月給の手取り1か月分です。1か月の労働の引き換えに得たものすべてを費やしてまで僕は飲み会に行きたいとは思わないので、飲み会にはいかないです。

実際にはこれにタクシー代や二次会などの別途交際費も乗っかってくるのでバカになりません。

金銭面に限って話すと、お酒を飲んで得することは一切ないです。

  • 平日毎日缶ビール1本は年間で約5万円
  • 飲み会に週1で参加すると安くても年間で15~20万円
  • 飲み会ではタクシー代などでさらに出費がかさむ

金銭面で上記のことを考慮したうえで、お酒との付き合い方を決めましょう。

健康について

健康面で言うと、飲酒は身体に悪いです。だから成長段階の子どもには飲酒が認められていないのです。

少量の飲酒であればむしろ健康に良いという話もありますが、僕の場合それをわざわざ管理してまで飲みたいとは思いませんし、まずそうして得られる健康面のメリットはそう大きくないと思います。

ワインなどは少量摂取すると身体によいとよく言われているので試したことはありましたが、このあろ紹介していく飲酒のメリット・デメリットなどを総合的に考慮した結果、不採用になりました。

  • 過度の飲酒は健康にとても悪い
  • 少量の飲酒なら心身に良い場合もある
  • いずれにせよ正しい自己管理が必要

これらのポイントを踏まえて、僕は一切飲酒はしないというのは僕にとっての最適解だと判断しました。管理も面倒ですし。

時間について

自宅での晩酌も、外でも飲み会も、それなりの時間を取られます。

僕は平日帰宅してからの数時間と休日という限られた貴重な時間を使うほどお酒に魅力を感じていないので、これもまた一切に飲まなくてよいという判断になっています。

さらに、実際にお酒を飲んでいる時間よりも大きいのが、そのあとの時間です。

アルコールが抜けるまでの間、思考力や判断力や集中力が落ちる時間があるのが僕は嫌なので飲みません。

飲んだあとすることが特段なければいいのですが、僕は退社後から夜中にかけて家庭教師業のための授業準備をしたり、ブログを書いたりと、鮮明な意識が求められる作業をするのでアルコールが回っている時間はゼロにしたいです。

  • お酒を飲むのに使っている時間を他のことに充てたらどうなるか考えてみる
  • 飲酒後アルコール回っている時間もお酒に取られている時間と考える

こう考えると、僕がお酒というひとつの娯楽を排除することによって代わりに確保している時間は、この代償に見合ってありあまるものになっています。

リスクについて

ニュースでもよく見るように、飲酒には大きなリスクが伴います。

飲酒運転、交通事故、セクハラ、パラハラ、身体健康上のリスクなど、多くのリスクに注意する必要があります。

中には人命にかかわるものもありますし、お酒は人の本性を暴きますので、お酒に支配されるうちにセクハラやパワハラをしたり、職業柄の守秘義務を怠ってしまったりと法的・社会的にアウトな行動をとってしまうこともよくあります。

僕は自分の本性が本当に清廉潔白だとは考えていませんし、リスクを回避するための自己コントロールに気を割くのが面倒なので基本的には一切飲まないことにしています。

  • 飲酒運転・交通事故・セクハラ・パワハラ・守秘義務違反・失礼な言動や行動など、飲酒に伴うリスクを理解する
  • 自分はそうならないという思い込みが危険

このような大きなリスクを取るほどの魅力をお酒に感じないので、僕は飲まないことにしています。

飲み会での話について

ここで、お酒を飲まない派に対してのありがちな反論への反論に入ります。

お酒を飲んだり、飲み会でパーッと盛り上がったら楽しいじゃんという意見。言いたいことは理解できます。

このようなことを言う人たちの「楽しい」が僕にとっては「楽しくない」というだけの話です。大人数でお酒を飲んで盛り上がっても僕としては何も楽しくありません。むしろ不快なくらいです。

アルコールが入っての話題は冗談とか愚痴ばかりで、それに面白みや深みはありません。僕はお笑いのネタなどの考えこまれた冗談は大好きですが、勢いとノリで笑わなければいけない雰囲気を作られて出るような笑いは全然面白いとは思いません。

また、愚痴や相談などもお酒の勢いで言うようなものには生産性はありませんし、真剣に話をしても酔いがさめたときにはお酒が入って話した時からは一貫性が失われてしまいます。意味ないと思います。

  • お酒が入った時の話はだいたいいつも同じで勢いの冗談・マウントの取り合い・愚痴などばかり
  • そのような話が好きな人もいれば、嫌いな人もいる
  • お酒が入った時の真剣は話による決意やストレスの解消は、酔いと共に醒めるので意味がない

お酒と人間関係について

次によく聞く飲酒派の反論は「お酒の力を借りて仲良くなる」とか「飲みニケーション」とかです。

まず僕は人間同士のコミュニケーションには最大限の敬意を払っています。

ですから、お酒の力を借りて仲良くなれるような相手とは、しっかりコミュニケーションを取ればシラフでも仲良くなれると考えています。

シラフで丁寧なコミュニケーションを重ねたうえでお互いに打ち解け、打ち明け合ってできた絆は、間違いなく酒の力で作った絆よりも深いです。

しかも、酒の力で仲良くなるなどという人はだいたいが明るい人で、いつもは大人しい人のお酒を飲んだ時の姿をみて、その新しい一面を面白がって仲良くなったと勘違いしているだけです。

その本当の一面を、その人がシラフで、能動的に見せてもいいかなと思う過程を経て築かれるものこそが本当の人間関係です。

「飲みにケーション」も同様で、飲みの席で過剰な接待を求めてくる人間や、自分に合わせることを強要してくる酒飲み、そういう場所での振る舞いで人を判断するような人間のお気に召したいとは特段思わないので、別に気にしてないです。

自分も若手のころはそういうことをやってきた、みたいなのが本当に一番最悪です。

お酒を飲まなくても良い人間関係は築けていますし、なんならお酒のおかげでより良い人間関係ができたと断言できる話があろうものなら是非教えてほしい。僕の周りにはありません。

  • お酒の力で仲良くなってもそれは本当の人間関係ではない
  • 飲むのが好きな人が持つ一方的な親近感だけが独り歩きする
  • お酒の助けで築く人間関係は、シラフでも作れる
  • お酒のせいで人間関係が壊れることはとてもよくある

人間関係については、本当にお酒のメリットは一切ないと思います。たまに人間関係が深まるきっかけになることはあっても、それは一般化できるほど安定的なメリットではないでしょう。

飲み会の後について

先ほど時間についてのところで書いたことと同じですが、飲み会から帰った後もアルコールの力によって飲み会の影響は続きます。もはや飲み会で飲んでしまってはその日はもう何もきちんとしたことはできません。

また、飲み会にあとには片付けがあります。そして帰路があります。

よく居酒屋ではトイレがゲロまみれになっていて店員さんが掃除していたり、飲み終わって仕上がった客に店員さんが絡まれていたりします。

帰りには駅などで周りが見えなくなって周囲の迷惑になっていたり、酒気をまとった独特に臭いを放ちながら電車で隣の人に大胆に寄りかかって寝ていたりします。

こんなことになる人は本当に一部だと思いますが、そうなっている本人も、自分がそんな人間になると思って生きてきたわけではないでしょう。状況次第では皆がそうなりえます。

僕は絶対に上記のような迷惑をかけたくないので、お酒は飲みません。気を付けるほうが面倒くさいです。

  • 飲んだあとの時間までお酒に奪われる
  • 酔った状態で他人に迷惑を働いてしまうリスクがある

ストレスについて

お酒を飲んでストレス発散という人が多いですが、それは本当に意味ないです。

ストレスの原因を経っていないからです。きっとそのままの状態で、精神的にお酒への依存度があがれば、自己肯定感や生活の充実感は落ちる一方です。一時的な現実逃避をしてもストレスは解決しません。

しかも、ストレスの原因が仕事なら、その仕事で稼いだせっかくのお金をそのストレス解消に使うなんて本末転倒。金銭的にも勿体ないと思います。

  • 飲酒でストレスは軽減しない
  • 飲酒による一時的な現実逃避は、悩みの根本解決にはならない

お酒の文化・味について

文化や伝統としてのお酒、料理に合わせて味を楽しむお酒。

この飲み方はとても素敵だと思います。これはお酒を飲むメリットしてかなり強いですし、全然反論の余地がありません。

このように自分が本当に好きで、それ自体を楽しんでいるのであれば、お酒も魅力的な趣味・嗜みだと思います。高級なお酒でも、飲んでる自分に酔ったり、ホンモノの味がわかる自分に気づいたりするのは楽しいでしょう。

これは今までは散々批判してきたここまでの内容にも言えることですが、その金額や時間やリスクにに見合う楽しみを本人が感じるの出ればそれ誰が何と言おうと正しいお金や時間の使い方であり、正しいリスクの取り方です。

もちろん高級ワインを嗜むということをしながら、給料日前にお金がないのを政府のせいにしたりするのは論外ですが。

  • 純粋に料理、文化などとしてお酒を楽しむのは魅力的な飲み方
  • もちろん飲み会で騒ぐのも本人が心からそれに価値を置いて楽しみ、他人に迷惑をかけていないのであればOK

お酒がもたらす思考の変化について

これも僕がお酒に期待する数少ないメリットのひとつです。

新しい考えや面白いアイデアは普段から物を考えている人が、ふと思考のテンションを緩めてボーっとしたときに突然降ってくるといいます。

また、普段と違う脳の状態や環境を作ることで普段は思い浮かばないようなことに思考が及んだりすることもあるでしょう。

このような効果を求めて、お酒を飲んだ状態で仕事や人生、学問などの真剣な話をするのは面白いと思います。もちろんこういうのは少人数でしかできません。3人以下かな。

  • お酒を入れた状態で普段考えていることを考えなおしたり話したり、新しいアイデアや見方に気が付くかもしれない

まとめ

結論
「飲まないメリットの方が大きいので飲みません」

  • お金→浮く
  • 健康→よくなる
  • 時間→有効に使える
  • リスク→ない
  • 話→楽しくて意義がある
  • 人間関係→利もないが損もリスクもない
  • ストレス→お酒では解消できない

お酒を飲む理由があるとすれば

  • 味や文化を楽しむ
  • 少量の飲酒で健康を管理する
  • 思考の変化を観察する

お酒との付き合い方について改めて考えてみました。

僕にとっては全く興味がないアイドルのコンサートに連れていかれるくらい嫌です。

「絶対見たらハマるから!行こう行こう!!」としつこく誘われ、「じゃあ一回くらい行ってみるか」といったところ、やっぱり何の興味も持てないという段階にすでにたどり着いています。

この期に及んでお酒を飲まないことを不満や不自然に思う人がいるなら、興味のないアイドルのコンサートに一旦言ってきてほしいです。

そこで「ええ!?あんなに可愛いのに!?頑張ってて素敵じゃあないか!!」とアイドルファンに詰め寄られてください。

「君たちが好きなのはよくわかったけど僕は・・・」という気持ちになるはずです。それです。

こういう風に考えている人が増えてきているので、飲み会文化もだんだんと廃れてきているのは健全なところではあると思います。まだよい時代に生まれたものよ‥‥。

お酒が好きなひともたくさんいると思うので、お互いに尊重しあった付き合い方をしていけたら良いですね。

では、読んでくれてありがとうございました。

ABOUT ME
ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。