”Cost”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 cost の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

Contents

覚えるべき cost の文型と熟語！

<SV>	cost	費用がかかる
<SVO>	cost 名詞	～がかかる・いる～を要する
<SVO1O2>	cost O1 O2	O1にO2を費やさせる O1からO2を奪う

costという動詞は日本語でバシッと当てはまる訳がない動詞です。

言うなれば
「無条件では失いたくない貴重なものを奪う」という感じ。

簡単に言えば「コストになる」というだけなんですが
この「コスト」という概念には
「お金」だけではなく「時間」「労力」「健康」など
できれば無条件では失いたくない貴重なものがなんでも入ります。
これは構文で言うと直接目的語になる部分。
要するに<SVO>のOや<SVO1O2>のO2です。

一方で主語・Sに入るのは、コストを奪うもの。
「移動」が主語に入ればコストは「時間」や「お金」
「仕事」が主語に入ればコストは「時間」や「労力」
「商品」が主語に入ればコストは「お金」
という感じ。

これがcostという動詞の基本的な特徴です。

が、今回、他にこのブログで記事にしている動詞ほど基本的とは言えないこの動詞についてわざわざ書いているのかと言うと…

この動詞は<SVO1O2>のとき
訳し方が極めて例外的になるからです。

これを知らないで<SVO1O2>だから「与える」だ！
と思ってしまうと大変な語訳になってしまう。
だからわざわざ書く必要があるってわけさ。

詳しくは<SVO1O2>の項で書くので、読みすすめるべし。

<SV>

cost

費用がかかる

<SV>のcostは想定されるOが省略されているか、一般的に出来れば失いたくないもの（お金・時間・労力など）が奪われる・犠牲になるという意味です。

便宜的に最も頻度が高い「費用がかかる」という訳を書きましたが、実際には何が奪われるのを前後から考える必要があります。

【例文】

Aren’t you interested in launching your own business? It won’t cost a lot if you follow my suggestion.
自分でビジネスを立ち上げるのに興味はない？僕の提案に従っ￥ていればそんなにお金はかからないよ。
（怪しい。）

<SVO>

cost 名詞

～がかかる・いる
～を要する

costの最も基本的な文型です。
意味はここまでに説明した通り。

【例文】

It costed only 30 EUROS from Vienna to Valencia.
ウィーンからバレンシアまではたったの30ユーロしかかからなかった。

Jumping at immediate profits often costs something more important than money and irreversible such as friendship or credits in the long run.
目先の利益に飛びつくような行動は、長い目で見れば、友情や信用などのお金よりも大切で、一度失ったら取り戻せないものを犠牲にすることが多い。