英語の基本動詞

”Call”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 call の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

覚えるべき call の文型と熟語!

<SV>call
call to 名詞 to V
call to 名詞 for 名詞
叫ぶ・呼ぶ・電話する
~にVするように叫ぶ
~に~を求めて叫ぶ
<SVO>call 名詞~を呼ぶ
~に電話をする
~を思い出す

~を指令する
~に立ち寄る
(試合を)中止する
<SVO1O2>call O1 O2O1のためにO2を呼ぶ
<SVOC>call O 名詞
Call O 形容詞
Oを~と呼ぶ
Oを~とみなす・考える
句動詞・イディオムcall for 名詞
call on 名詞
call 名詞 off
~を求める・必要とする
~を訪問する、~を要求する
~を中止する・取り消す

久々に骨太な動詞です。

callの意味は「呼ぶ」。
さらに単独で「電話する」という意味にも。

とまあ、これくらいは誰も知ってるわけですが
「思い出す」「指令する」「みなす・考える」という意味の広がりはちょっと厄介です。

「思い出す」については同じ意味で recall 「思い出す」という動詞があります。
日本語でも「記憶を呼び起こす」といいますよね。
頭の中に埋まっているものを意識上に呼び出しているイメージです。

「指令する」に関しては call の持つ「発言することで何かを動かす」イメージを想起しましょう。普段の文脈では「あいつは口だけで何もやらない」などというように、「発言」と「行動」は分離したものとして捉えられています。

しかし中には発言自体が効力を持つ行動として捉えられるケースもあります。
語用論(pragmatics)という学問領域で言われる「発話行為」という概念の話なのですが、興味がある人は大学で勉強してみてね。一応参考リンクを貼っておく。

Wikipedia 語用論https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%9E%E7%94%A8%E8%AB%96#%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A9%B1%E8%A1%8C%E7%82%BA%E8%AB%96

Wikipedia 遂行動詞 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%82%E8%A1%8C%E5%8B%95%E8%A9%9E

callという動詞はここでいう遂行動詞、つまり発話自体が行為としてみなされる動詞としての用法もある単語です。

居酒屋での「一気飲みコール」を考えればわかりやすいかも。
コールがかかった時点でもう飲むしかないのです。(こんな悪しき慣習は早く葬らねばならないのですが。

また、裁判官の判決なども典型的な発話行為です。
「有罪」と言われてしまったらそれで運命が決まるほどの効力をもってしまうのです。
その他、「約束する」なども言ってしまった時点で「守る」か「破る」かというジャッジが下されることから逃れられなくなるので、これもひとつの発話行為です。発話の時点で効力を持つからです。

callというのはこのような色がある動詞です。
キリスト教世界では神の思し召しや、神から授けられた天職という概念がありますが、これは英語だとcallingといいます。

つまり裁判において裁判官が被告の運命を決める judge をするように、キリスト教世界は神が世界や人間の在り方について call するのです。

そして人間はその運命の中で生きていく、または信仰を通して運命を探して生きていくのです。

とまあ、長くなりましたが、call の「指令する」というイメージがつかめてきたでしょうか?

最後に「みなす・考える」ですが、これは素直に「呼ぶ」を意訳しただけのものです。
「私を彼を親友を呼ぶ」といえば「私は彼を親友だとみなしている」ということになりますよね?ただ、callというのは動作動詞なので、やはり think や consider を使って言うよりも意志を持ってそうみなしているという表現上の強さを感じます。

では、callの意味についてかなり深堀りしたところで、文型ごとに意味を確認してきましょう。

<SV>

call
call to 名詞 to V
call to 名詞 for 名詞
叫ぶ・呼ぶ・電話する
~にVするように叫ぶ
~に~を求めて叫ぶ

「呼ぶ」「電話する」という意味が鉄板ですが

call は単独で「叫ぶ」「強く呼びかける」のような意味になります。
to は叫ぶ方向、forは何を求めているかを表します。どちらも to, forのストレートな使い方ですね。

【例文】

I noticed someone was calling.
誰かが叫んでいるのに気が付いた。

The woman called him to run away from the beach.
その女は、彼にビーチから逃げるように叫んだ。

<SVO>

call 名詞 ~を呼ぶ
~に電話をする
~を思い出す

~を指令する
~に立ち寄る
(試合を)中止する

callの<SVO>には意味がたくさんありますが、上で説明した通り、callの意味を深堀りしてイメージを理解することで暗記の助けにしてください。

「中止する」という意味になるときは句動詞・イディオムの項でとりあげている「call っ名詞 off」という形が一般的ですが、日本語でもコールドゲームといいますよね。
あれは実は called game なんです。(cold game 「寒い試合」じゃないよ。)

【例文】

Do you know how many times I called you from last night?
昨晩から何回電話したかわかるか?

When I sat on the bank, I called the moment I had saw him last time.
川岸に腰かけたとき、彼に最後にあったときのことを思いだした。

These two functions are called when you click this bottom.
このボタンをクリックすると、この2つの関数が実行される。

Can I call you guys again next Wednesday?
次の水曜にまた君らを訪ねてもいいかな?

<SVO1O2>

call O1 O2 O1のためにO2を呼ぶ

これはカンタンですね。
call「呼ぶ」+<SVO1O2>「与える」で、「呼んであげる」です。

【例文】

She called me a taxi because I was drunk too much.
私は超酔っぱらっていたので、彼女は私のためにタクシーを呼んだ。

<SVOC>

call O 名詞
Call O 形容詞
Oを~と呼ぶ
Oを~とみなす・考える

実は call でイチバン強調したい文型はこれ。
めちゃくちゃよく使われます。
call といって真っ先に浮かぶべき文型は<SVOC>

Cに入るのは名詞と形容詞で、基本的にto V, Ving, Vp.p.などの準動詞が入ることはありません。

<SVOC>は5文型の中では最も見つけにくい文型です。
ですから、callときたら<SVOC>かな?と疑うクセをつけておくとよいです。

【例文】

From now on, I will call you “my master.”
これからはあなたを「わが師」と呼びます。
(和菓子じゃないよ)

People have to be brave enough to call this unjust.
人々は勇気をもってこれを不正だというべきだ。

句動詞・イディオム

call for 名詞
call on 名詞
call 名詞 off
~を取りに行く・必要とする
~を訪問する、~を要求する
~を中止する・取り消す

call for は典型的な 自動詞+for「~を求める」の例ですね。
call 名詞 off <SVOC>で、「~をoff状態であるとみなす」と考え、さらにcallの持つ発話行為としてのイメージを想起すれば「~を中止する・取り消す」という訳には納得できるはず。

call onについてはそこまでよくみる気はしませんが、一応それなりに良く使われるらしいので載せてみました。何故「訪問する・要求する」になるのかはイマイチわからないので気合で覚えてね。。。

【例文】

The waitress called for orders.
ウェイトレスは注文を取った。

When I moved to Moscow, I called on my cousins for help.
モスクワに引っ越すときには、いとこに手伝いを求めた。

Depending on the weather, the committee need to call the game off.
天候次第では、委員会は試合を中止しなければならない。

まとめ

では call のまとめに入ります。

  • callは「呼ぶ」「電話をかける」
  • その他の訳は意味を深堀ってイメージで覚えよう
  • ダントツで大事なのは<SVOC>
  • Cにくるのは名詞か形容詞

いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

ABOUT ME
ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。