英語の基本動詞

”Name”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 name の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

Contents

覚えるべき name の文型と熟語!

<SVO>name 名詞~を名づける
~の名前を言う
~を明示する
<SVOC>name O 名詞
name O (as/for) 名詞
Oを~と名付ける
Oを~として任命・指名する
句動詞・イディオムname A after BBの名をとってAを名づける

「名前」という名詞としての name の印象が強いですが
name には「名づける」という意味の動詞としての用法もあります。

日本語でも「ネーミング」といいますが、これは動詞の name がVing化したものだと思ってください。

nameは必ず他動詞です。
後ろに目的語Oを探しましょう。

意味としては「名づける」のほかに
「名前を挙げる・言う」という訳もあります。

これが転じて「ハッキリ言う」「明示する」「指名する・任命する」など、具体的な言葉をあげる行動を指すこともあります。

では、文型ごとに確認しましょう。

<SVO>

name 名詞 ~を名づける
~の名前を言う
~を明示する

<SVO>の name は、ストレートに「名づける」という意味であることが多い一方で、それ以外の訳になることが最も多い文型です。

後ろに続いているOとなる名詞のついて「名づける」と言いがいたいときには「名前を言う」「明示する」という訳を試してみましょう。

【例文】

President, you name the new stadium built for the coming World Cup.
大統領、 次のワールドカップのために建てられた新競技場の命名をなさってください。

How many actors and actress can you name who won the Oscar?
アカデミー賞を受賞した俳優の名前を何人言える?

Could you name the exact place we are going to meet up tomorrow?
明日の待ち合わせの正確な場所の名前を教えてもらえますか?

<SVOC>

name O 名詞
name O (as/for) 名詞
Oを~と名付ける
Oを~として任命・指名する

「名づける」というのは「名前を与える」だから<SVO1O2>をとるはず・・・・・と思ったあなたは非常に鋭い。
が、name の場合は、AにBという名前を与えたら、A is Bが同時に成立してしまうので<SVO1O2>と<SVOC>の区別がなくなってしまうのです。

しかし、「Oを~として任命・指名する」という用法の場合は<SVOC>の文型になるので、少ない暗記量では多くをカバーするのが文法の基本コンセプトである以上、どちらの用法も<SVOC>にまとめて理解することにしました。

【例文】

Picasso named his work “Guernica”.
ピカソは彼の作品を「ゲルニカ」と命名した。

The karate master named Yamato as a representative of thier team.
空手師範は、大和をチームの代表に任命した。

句動詞・イディオム

name A after B Bの名をとってAを名づける

はいはい!
実は name という一見地味目な動詞について書こうと思ったのはこの用法を知ってほしかったからです。

なんてことはない句動詞なので、訳の通り暗記したらいいだけなのですが、「~の名をとって」が after という前置詞で表現されるのは日本人の感覚からはちょっと離れているかな、と。

「~の後ろに」ということは「~に続いて」ともいえるので、そう考えるとわかりやすいかもしれません。

同じ after の用法は
take after 名詞 「~に似ている、~に倣う、~をまねる」
という熟語でも見られます。

ひとつ after という単語のようほうのひとつとして覚えておくとよいです、

【例文】

I named my son George after George Orwell.
私をジョージ・オーウェルの名をとって息子ジョージを名づけた。

まとめ

では name のまとめです。

  • 絶対他動詞
  • 意味は「名づける」
  • 転じて「明示する」「名前をあげる」「指名する」
  • 句動詞 name A after B 「Bの名をとってAを名づける」

いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

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『ビジュアル英文解釈 PART1 PART2』

『富田の英文読解100の原則 上・下』

『英文読解の透視図』

『総合英語Forest 7th Edition』

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ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。