英語の基本動詞

”Find”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 find の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

Contents

覚えるべき find の文型と熟語!

<SV>find見つける
<SVO>find 名詞
find that SV
~を見つける
~に気づく
~と思う
<SVO1O2>find O1 O2O1にO2を見つけてあげる
<SVOC>find O 形容詞
find O to V
find O Ving
find O Vp.p.
find O 前置詞+名詞
Oが~なのを見つける
Oが~だとわかる・気づく
句動詞・イディオムfind out発見する

find の意味は「見つける」で正しいですが
日本語の「見っけ!」みたいなイメージだけしか浮かばないようでは
find らしい理解ではありません。

find には「気づく・わかる・思う」という
思考系・知覚系の意味合いが多分にありまして

意外とこっちの使われ方が多いのです。

でも、どれも「見つける」という意味から
イメージがつなげられる範囲です。

説明や例文を見ながら
「見つける」を中心に
findの意味を正しくエクスパンドしましょう!

<SV>

find見つける

<SV>というよりも
<SVO>のOをあえて言ってないだけという感じ
ですね。

言うはずのものを言わないので
聞いている方は「何をだろう…」と考えます。

考えさせるためにあえてOが端折られた例が
多いために、<SV>として辞書にも乗り始めただけですね。

覚える必要はないと思いますが
findには法律の文脈では「評決する」という意味があり
この場合は正当に<SV>です。

【例文】

The multitude, who doesn’t pursue, never find.
大衆というものは、追求しないから、何にも気が付かない。

She found for the accused.
彼女は被告に有利な評決を下した。

<SVO>

find 名詞
find that SV
~を見つける
~に気づく
~と思う

findの王道用法。

Oにthat節がくると
思考・知覚動詞
のように振る舞います。

【例文】

I think I’ve finally found the one.
やっと運命の人を見つけた気がする!

Bob found Jane was not such a good person as he’d thought.
ボブはジェーンは思っていたほど良い人ではないと気が付いた。

<SVO1O2>

find O1 O2O1にO2を見つけてあげる

シンプルに<SVO1O2>の「与える」の意味に
findの「見つける」が乗っかるだけなので問題ないでしょう。

【例文】

My father found me a beetle.
お父さんは僕にカブトムシを見つけてくれた。

<SVOC>

find O 形容詞
find O to V
find O Ving
find O Vp.p.
find O 前置詞+名詞
Oが~なのを見つける
Oが~だとわかる・気づく
  • 形容詞
  • to V
  • Ving
  • Vp.p.
  • 前置詞+名詞

まずはこれを覚えましょう。
findの真骨頂は<SVOC>だと
個人的に思っています。

これ以外の文型は単純すぎて問題にしがいがありません。
<SVOC>は初学者には見つけにくい文型なので問いがいがあります。

是非上記の<SVOC>のときCにくるものシリーズを覚えてしまい
findをみたら<SVOC>を疑うクセをつけてください。

「そんな大げさな、もう<SVOC>には慣れたよ」
なんて簡単にいってはいけません。

単純な<SVOC>は読めても
倒置・挿入・受動態などと絡めらると
皆いとも簡単に撃沈します。

だからCにくるものを覚えておいて
変化球においても<SVOC>のCにくるやつっぽいのがいるぞ、と思えるようでないと危ないのです。

訳は<SVOC>の知覚動詞では定番の
「OがCだと知覚する」ですね。

【例文】

He found it impossible to finish all the task alone.
彼はひとりで全ての仕事を終えるのは無理だと気づいた。
(仮目的語の it の内容を後ろの不定詞句が説明している形。)

The new theory was eventually found unproved.
その新理論は結局証明されていなかった。
(<SVOC>が受動態で<SVC>になった形。)

She found beautiful the story between Romeo and Juliet.
彼女はロミオとジュリエットの間の物語は美しいと思った。
(Oが長いので後ろにきて<SVCO>になった形。)

Bob found Jane to see other men.
ボブはジェーンが他にも何人も男と付き合っていることに気づいた。

I found myself having slept on my bed.
気が付くと、自分のベッドで眠っていたようだ。

When I found myself in times of trouble, Mother Mary comes to me, speaking words of wisdom. Let it be.
大変な時にはいつも母なるマリアが僕のもとへきて、知に溢れた言葉をかけてくれるんだ。そのままでいい、ってね。
(色んな訳し方があると思いますが、僕なりのThe beatles『Let it be』です。)

句動詞・イディオム

find out~を発見する

ただの<SVO>なんですが
out がついたことで「探し出す」感が強めになりました。

【例文】

Don’t give up finding out the truth.
真実を見つけることを、決してあきらめてはいけない。

まとめ

findの意味は「見つける」

そして「気づく・思う・わかる」など
思考・知覚動詞としての側面があることも覚えておきましょう。

難しい動詞ではありませんが
<SVC>以外のすべての文型をとるので
その点は注意。

特に<SVOC>は見つけにくい文型なので
Cになにがくるかしっかり覚えること。

<SVOC>をとるたくさんの動詞の中でも
Cに何がくるかをしっかり覚えておくように強調するものは数えるほどしかありません。

それくらい大切だということです!

最後に一応繰り返して、
<SVOC>のときCにくるものを載せておきますね。

  • 形容詞
  • to V
  • Ving
  • Vp.p.
  • 前置詞+名詞

それでは、いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

おすすめ教材

基本動詞の文型を覚えつつ取り組むと効果的なおすすめの教材をいくつか紹介します。英文解釈系が多いですが、いくつかある定番の文法書の中で間違いなく推奨できるものも載せておきます。

『ビジュアル英文解釈 PART1 PART2』

『富田の英文読解100の原則 上・下』

『英文読解の透視図』

『総合英語Forest 7th Edition』

『英文法・語法 Vintage 3rd Edition』

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ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。