基本動詞の文型を制すものが英語を制します。
基本動詞の一覧はこちら。
今回は基本動詞 hear の覚えるべき文型を
必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。
Contents
覚えるべき hear の文型と熟語！
| <SV> | hear hear of 名詞 hear about 名詞 hear from 名詞(人) | 聞く・耳が聞こえる ～について聞いている・消息を知っている ～について聞いている・消息を知っている ～から便りがある |
| <SVO> | hear 名詞 hear that SV | ～を聞く SVだと聞く |
| <SVOC> | hear O V(原) hear O Ving hear O Vp.p. | OがVするのを聞く OがVしているのを聞く OがVされるのを聞く |
hearの意味は「聞く」。
聴覚が機能していて自然と耳に音が入ってくる状態です。
積極的に傾聴の姿勢をとる listen との意味の区別を明確にしましょう。
hearの文型は
自動詞と他動詞、両方あります。
どの文型もある程度具体的に
決まってる形があるので
文型別に確認していきましょう。
<SV>
| hear hear of 名詞 hear about 名詞 hear from 名詞(人) | 聞く・耳が聞こえる ～について聞いている・消息を知っている ～について聞いている・消息を知っている ～から便りがある |
hearの<SV>は
目的語がないので、「何を」を名言せず
不特定に「聞く」という意味になります。
ここで出てくるのが
その人に「聴力がある」という意味。
well などの様態の副詞がついて
「どのくらい耳が聞こえるか」という表現になります。
また、hear of, hear aboutなど
前置詞を組み合わせてつかうことで
「話として聞いている」「聞いて知っている」
と意味にも。
of と about の違いは
以下の think について解説した記事で紹介しているので
参考にしてみて下さい。
hear from 「便りがある・連絡がある」
は手紙やメールなど、聴覚に関係がない連絡手段でも
使うので注意してください。
Some tribes living in primitive societies hear much better than others.
未開社会には、他の部族よりもずいぶん耳が良い部族もいる。
I’ve heard of the rumor.
その噂は聞いたことがあるわ。
I heard about his failure. No worries. He’ll overcome.
彼、失敗したんだってね。心配ない。 きっと乗り越えるよ。
She hasn’t heard from him since they broke up.
彼らが別れて以来、彼女は彼から連絡を受けていない。
<SVO>
| hear 名詞 hear that SV | ～を聞く SVだと聞く |
特に注記することはありませんので
素直に読みましょう。
hear that SV の that は後ろに完全な文がくる接続詞ですので
もちろん省略できます。
Those who has power must hear voices of the people.
権力を持つ者は、 民衆の声を聞かなければならない。
Goethe must’ve heard the bell of the new era rang from France in 1792.
1792年、ゲーテはフランスから新時代の鐘の音が響いてくるのを聞いたに違いない。
<SVOC>
| hear O V(原) hear O Ving hear O Vp.p. | OがVするのを聞く OがVしているのを聞く OがVされるのを聞く |
hear は知覚動詞の代表格です。
セオリー通り<SVOC>の文型をとり
CにはV(原)を含む動詞的表現がくることがほとんど。
VingやVp.p.を前にあるOに形容詞としてかけて読む
としう間違いが起こりやすいので気をつけましょう。
He heard his neighbor scream last night.
彼は昨夜、隣人が叫ぶのを聞いた。
I hear the wind singing around us.
私たちの周りで、風が歌っているのが聞こえる。
The psychiatrist heard a glass broken on the floor.
精神病医は、グラスが床に落ちて砕けるのを聞いた。
まとめ
基本動詞 hear をまとめます。
- 自然に耳に音が入ってくるという意味での「聞く」
- 意識的に傾聴する listen と区別せよ
- <SV>hear of, hear about, hear fromを押さえよう
- <SVO>Oにはthat節もくる
- 知覚動詞である
- <SVOC>CにはV(原)、Ving、Vp.p.
いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
おすすめ教材
基本動詞の文型を覚えつつ取り組むと効果的なおすすめの教材をいくつか紹介します。英文解釈系が多いですが、いくつかある定番の文法書の中で間違いなく推奨できるものも載せておきます。
『ビジュアル英文解釈 PART1 PART2』
『富田の英文読解100の原則 上・下』
『英文読解の透視図』
『総合英語Forest 7th Edition』
『英文法・語法 Vintage 3rd Edition』
