基本動詞の文型を制すものが英語を制します。
基本動詞の一覧はこちら。
今回は基本動詞 like の覚えるべき文型を
必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。
Contents
覚えるべき like の文型と熟語!
<SV> | like | 気に入る、好き |
<SVO> | like 名詞 like to V like Ving | ~が好き Vするのが好き Vするのが好き |
<SVOC> | like O 形容詞 like O to V like O Ving | Oが~であるのが好き OがVするのが好き OがVするのが好き |
would like | would like to V would like O to V would like O 形容詞 | Vしたい OにVしてほしい Oは~であってほしい |
前置詞 like | like 名詞 | ~みたい |
接続詞 like | like SV | SVのように |
like の意味は「好き」
これは問題ないでしょう。
しかし、<SVOC>の形で使われたり
仮定法になりwould likeの形になったりすると
ちょっと混乱してしまうこともあると思います。
例をみながら丁寧に理解していきましょう。
文型の意味がしっかりと意識して読めば大丈夫。
「好き」という意味ですべて対応できます。
今回は動詞likeの文型だけでなく
紛らわしいけど超々頻出の前置詞likeと接続詞likeまで
話を広げていきます。
<SV>
like | 気に入る、好き |
if S like 「もしSがよければ」
as S like 「Sの好きなように」
the way S like 「Sが好きなやり方で」
などと形でしか見ないような気がします。
もはや成句として覚えておいてしまってもいいような。
Give us some instruction. We’ll follow the way you like.
何か指示を。お望みのやり方に従いますよ。
You are always welcome to come with us if you like.
君が一緒に来たいならいつでも歓迎するよ。
<SVO>
like 名詞 like to V like Ving | ~が好き Vするのが好き Vするのが好き |
likeは to Vと Ving の両方がOにこれる動詞の代表格です。
I like you so much.
大好きだよ。
He likes to get attention.
彼は注目されるのが好きだ。
She liked swimming when she was young.
彼女は若いころ、泳ぐのが好きだった。
<SVOC>
like O 形容詞 like O to V like O Ving | Oが~であるのが好き OがVするのが好き OがVするのが好き |
<SVOC>の知覚・思考動詞として捉えるとわかりやすいですね。
「OがCなのをVする」です。
つまり「OがCであるのが好き」
Cに to V や Ving がくれば
「OがVするのが好き」ですね。
I like my soba cold.
蕎麦は冷たいのがいい。
I like my piano to be clean as it is now.
今のように、ピアノが綺麗なのがいいな。
She didn’t like her son going away from her.
彼女は息子に彼女のもとを去ってほしくなかった。
would like
would like to V would like O to V would like O 形容詞 | Vしたい OにVしてほしい Oは~であってほしい |
よく熟語のように
would like = want
と教えられますが
本質はただのlikeに仮定法を表すwouldがついただけです。
「もし~なら好きだな」ってことは
「~したい」みたいなもんだから
wantと同じだといわれるのです。
「want の丁寧な言い方ですよ~」
と教わったことはありませんか?
仮定法なので「もしよければ…」感があり
丁寧な印象に繋がるのです。
しかし would like = want と覚えても
両者のとる文型が同じなので
確かに暗記量を減らすにも意外といいんですよね。
I would like to visit Uzbekistan!
ウズベキスタンに行けたらいいな!
(僕が今イチバン言ってみたい国。)
I would like her not to walk alone at night.
彼女にひとりでの夜歩きはやめてほしい。
I would like myself taller.
もっと背が高ければよかったのに。
前置詞 like
like 名詞 | ~みたい |
「likeの意味は?」と聞くと
「好き!」と即答する方がほとんどだと思いますが
ところがどっこい、
会話の中で登場するlikeの9割は「好き」以外の用法で占められています。
この前置詞like「~みたい」をはじめとして
下で紹介する接続詞like「SVみたいな」や
副詞・間投詞のlike「なんていうか」「ええと」などなど。
日本語でも「~的な」「~みたいな」が口癖のようになっている
若者が多いですよね。(わりと僕も言ってしまうほう)
英語の「~的な」「~みたいな」に当たる語のひとつが
likeなんです。
Well, I mean, it’s like I don’t like a man like him like you like him!
えっと、なんていうか、そのね、私はあんたみたいに彼みたいな男を好きなわけではないってことよ!
(多少無理がある気がしますが・・・笑。どのlikeがどの用法かわかりますか?)
接続詞 like
like SV | SVのように |
上のライクライクうるさい例文でも使いましたが
口語的な言い方でlikeが接続詞として使われることがよくあります。
文語ではあまり正しいといえる用法ではありませんが
会話形式の文や音声が試験に出ることはよくあるので
当然口語的な表現もたくさん出てきます。
センター試験でも複数年に複数回、
平気でこの接続詞likeが出ていますので
もはや厳密には正しい用法ではないといって知らんぷりはできません。
It sounds like you are fooling me.
それ、バカにしてるように聞こえるんだけど。
Like you are crazy about U2, I love Bob Dylan.
君がU2に入れ込んでいるように、僕はディランが大好きなんだ。
まとめ
likeの文型は
<SV><SVO><SVOC>
どれも基本的な文型の意味から外れることはないので
冷静に読めば、つまづく動詞ではないでしょう。
一方でlikeには動詞のほかに
名詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞の用法があります。
ほとんど全部じゃないか!という声が聞こえてくるようですが…
実際のところよく出る大切なものは
この記事でとりあげた前置詞と接続詞の用法です。
しっかり確認しましょう。
その他の用法については
そういう品詞のlikeがあるという事実と
意味だけ知っていれば混乱することはないので
ご心配なく。
では、いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
おすすめ教材
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『富田の英文読解100の原則 上・下』
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