英語の基本動詞

”Read”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 read の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

Contents

覚えるべき read の文型と熟語!

<SV>read読む
読んで知る
書いてある・読める
<SVO>read 名詞
read that SV
~を読む
~を読んで知る
~と書いてある・読める
SVだと読んで知る・理解する
<SVO1O2>read O1 O2O1にO2を読んで聞かせる
<SVOC>read O to V
read A as B
OはVすると考える・理解する
AはBという意味で理解する・読む
句動詞・イディオムread for 名詞~を勉強する・研究する

readの意味は「読む」です。

日本語でも
「空気を読む」
「形勢を読む」
「状況を読む」
「文脈を読む」
「未来を読む」
「表情を読む」
などという表現があるように

英語でもreadは
「理解する、解釈する、考える、読んで知る」など
思考系動詞としての側面を持ちます。

そもそも「読む」という行為自体が
何かを知ったり理解したりするためのものですから
当たり前といえば当たり前ですね。

文型も<SVC>以外のすべてをとるので
難しいように見えますが
すべてそれぞれの文型のセオリー通りの読み方に
readの「読む・理解する」などという意味を加えれば良いだけなので
見た目よりはカンタンなはずです。

個人的に僕は「読む」という行為が大好きなので
readという動詞も好きです。(全然関係ない)

自分が読むのも好きだし
「自分は今読書してる!」という気分になれるのも好き。

もちろん他人が本を読んでいるのを見るのも好きです。

なんか勉強・努力・知性みたいな感じがして
どんな人でも10割増しで魅力的に見える気がします。

ミステリーとかホラー小説ばかり読んでいるなら
別に魅力的ではないけど(完全に偏見、個人の好みの問題です。悪しからず。)

あーでも、クリスティとかポーとか読んでたら
「お、お?」と思ったりしちゃうかも。

ではread
文型ごとに見ていきますね。

<SV>

read 読む
読んで知る
書いてある・読める

readのような
<SVO>を軸とする動詞<SV>文型では
文脈から想定されるOを補って読むクセをつけるといいかもしれない。

同じようなことは know, understand, wantなどでも言えるかな。

ちなみに全然補うべきOが不明な場合は
「読むという行為一般」の話をしています。

また、Sに文字や媒体など「読まれる側のもの」が入って
「読める」「書いてある」という意味になります。

この手の<SV>は結構珍しいけど
feelにも同様の用法があり
今後も僕があらゆる動詞についてまとめていくなかで
「お、そういえばこれもじゃん」
って案外なりそうな気もしている。

覚えておきましょう…!

【例文】

He doesn’t know proper words because he seldom reads.
彼はほとんど読書をしないから、適切な言葉ってのを知らないんだ。

“Don’t speak to her now. She’s mad.” “Yeah, I can read from her face.”
「今彼女に話しかけるなよ、キレてるから」「ああ、顔見りゃわかるよ」

Wendy is only 3 years old but her writing reads clearly.
ウェンディはほんの3歳だが、彼女の字ははっきりと読める。

<SVO>

read 名詞
read that SV
~を読む
~を読んで知る
~と書いてある・読める
SVだと読んで知る・理解する

Oの名詞に入るものには文章や本、言語などの言葉関係以外にも
地図・楽譜・人の心などがあります。

日本語の「読む」とだいたい一緒ですね。

Oにthat節がくると
思考系動詞に様変わり。
「読んで知る・理解する」ですよ。

当ブログではもうすでに何度も繰り返していますが
英語の動詞においては単語の意味よりも文型の意味の方が優先されます。

だからこのブログでは基本動詞について
文型ごとにまとめているのです。

これを押さえずして英語を制すことは出来ませんぞ。

英語の基本文型
<SV><SVC><SVO><SVO1O2><SVOC>
この5文型のそれぞれの意味が言えますでしょうか?

まずはこれを押さえないと
英語を読む準備ができません!がんばれ!
1日で理解できる内容だから!

readの話に戻りますが
that節がOにはいるのは思考系動詞の定番文型です。

だからここでも
Oにthat節がくるreadの意味は
「読んで知る・理解する」になるのです。

【例文】

How did you learn how to read Hebrew?
君はどうやってヘブライ語の読み方を学んだの?

I read that the world population will hit its peak during this century.
世界人口は今世紀中にピークを迎えると読んだ。

<SVO1O2>

read O1 O2 O1にO2を読んで聞かせる

<SVO1O2>は動詞がなんであろうと
結局「与える」という意味です。

(take, cost, oweなどいくつか例外はありますが!)

「読んで与える」とくればもちろん
「読み聞かせる」ですね!

【例文】

The old man said “Now I’ll read you a fable handed down from 7th century in this forest.”
老人は言った。「では、この森で7世紀から語り継がれる説話を読んであげよう。」

<SVOC>

read O to V
read A as B
OはVすると考える・理解する
読んでOにVさせる
AはBという意味で理解する・読む

「読む」という動詞から
<SVOC>の
「VにてOにCさせる」という意味を連想するのは
ちょっと難しい。

でもあまり見る文型ではないので
下の例文を見て
「へーそうなのね」
と思っておいてくれればOK
です。

read A as Bは
そのまますぎるので見ればわかるしね。

【例文】

Shall we read this sign to mean we shouldn’t go further?
この看板、もうこれ以上行くなって意味だととろうか?

She reads her daughter to sleep every weekday.
彼女は平日は毎日娘に本を読んで寝かしつける。

You should read his letter as the declaration of his love to you.
いいかげんに彼の手紙はもう君のことが好きだと言っているのと同じだと認めるべきだよ。

句動詞・イディオム

read for 名詞 ~を勉強する・研究する

readにはこれといった句動詞やイディオムはないですが
ひとつ見つけたので一応載せておきます。

そうそう見かけないけども。

【例文】

My uncle read for cultural studied and cultural anthropology in university.
叔父は大学でカルチュラルスタディーズと文化人類学の研究をしている。
(一応僕の大学の専攻でありました。)

まとめ

さて、ついつい余談が多くなりましたが
readで押さえるべきは以下の点。

  • 意味は「読む」。
  • 思考系動詞として「読んで知る・理解する」の意味も。
  • いろいろ文型はとるけど、各文型のセオリー通りに読めばOK。

ん~
大したまとめじゃないな~(笑)

いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

おすすめ教材

基本動詞の文型を覚えつつ取り組むと効果的なおすすめの教材をいくつか紹介します。英文解釈系が多いですが、いくつかある定番の文法書の中で間違いなく推奨できるものも載せておきます。

『ビジュアル英文解釈 PART1 PART2』

『富田の英文読解100の原則 上・下』

『英文読解の透視図』

『総合英語Forest 7th Edition』

『英文法・語法 Vintage 3rd Edition』

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ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。