こんにちは。
今回は自他ともに認めるケチである僕が、学生時代にバイト代のみで50か国渡航をしてきた財源をいかに捻出してきたかをまとめます。何度も言っている国もあるので延べ数だと70か国とかになるのかな。
期間にして1年半です。
まず最初にはっきりさせておくべきことですが、基本的にこの世に確実にお金を貯める手段はひとつしかありません。それは以下の2つを同時に継続することです。
- お金を稼ぐ
- 使うお金を減らす
以上です。
そんなの当たり前じゃないか・・・
という反応が目に浮かぶようですが実際にやるのは口で言うより大変なんですねこれが。
最近買ったもので要らなかったものの値段を数えてくださいな。飲み会なんて言語道断ですよ。2,3万は軽く使ってるんじゃないでしょうか。
お金を貯めるというのはつまりそういうことなのです。
収入を増やして支出を減らせばOKってわけなんですが
前者の方法はよく知りませんので
今回は「使うお金を減らす」ために僕がやったことを紹介しますね。
ちなみにこれは旅の費用を貯める段階のケチ技です。つまり普通に生活していてお金を貯めたい人でも使えるやつです。
旅の最中のケチり方についてはまた別でまとめようかと。
ではいきまーす。
Contents
バイト代だけで50か国渡航した僕の節約術
自分で散髪する
いきなりすごいのが出てきた・・・
と思いますよね(笑)正直これは本人の美意識によると思います。僕は髪型になんのこだわりもないのでお金を貯め始めた段階で自分で散髪し始めました。
前々から髪切るのにお金払うの嫌だなとは思ってたんです。ケチって1000円だと変にされること多いけど、4000-5000円払ってまでおしゃれになりたくないという・・・
あと「こうしてください」とかいうの恥ずかしいし。
今はそんなにケチってないですがこれは続けてます。自分で散髪してかれこれ5年。ずいぶんうまくなってしまったのでもはや散髪に行く理由がありません、
タダだし、家の風呂で20分で終わって早いし、好きなようにできるし。
使っているのは家にあった普通のハサミと100均のすきバサミと髭剃りだけです。慣れると後頭部は触った感じだけでいけるようになります。
これで就職活動も楽々突破しているので特に困ったことはありません。
2か月に1度、3000円の美容院代を節約しているとして
1年で18000円のケチビリティです(ケチ+ability)
水筒を持ち歩く
次は普通の方法。
水筒を持ち歩くようにしてから外で水分のためにお金を払うことが全くなくなりました。カフェとかに入ってコーヒーを飲むことはありますけどね。
これは僕が環境のことを考えて「ペットボトル飲料禁止令」を自分に発令しているという事情もありますが、実際かなりの節約にもなっています。
ちなみに僕が水筒に入れているのは水道水。
実家なら浄水フィルターついてたのになぁ・・・悲しい・・・
まあコンビニでペットボトルを買うとジュースとか甘いコーヒー飲料にも目が行きますから・・・
健康にも良いということで・・・。
毎日150円のお茶を外で買っているとして、30日で4500円
1年間あたり5万4000円のケチビリティです。これはデカい。
徹底的に自炊する
僕の趣味のひとつ、料理です。
自炊が安上がりなのは有名な話。僕は学生時代も毎日弁当を自分で作って持って行っていました。社会人になった今も続けています。これは習慣なのでもう変わりませんね。
料理が好きなのもありますし、結局自分の作るご飯がうまいうまい、うますぎる。天才。
真面目な話、外食は楽しいし、楽だし、美味しいで良いことだらけなのでお金があればいろんなお店にも行きたいのですが
最悪なのはコンビニ飯です。
健康に悪いばかりか、大量のゴミが出て環境にも良くないですし、ちゃっかり高い。500円分じゃ寂しいくらい。
あとはコンビニにいくとお菓子やらなんやら余計なものまで欲しくなってしまうので、節約という視点に絞ってもやはり最悪です。
自炊なら健康に良く、エコで、しかも安い。
独り身のうちに料理や洗い物を手際よくこなせるようにしておけば、女性は男性にモテモテ、男性もやたら奥さんに感謝される明るい未来が待っているはずです。
料理最強です。慣れるまで時間かかるけどね。
僕の弁当1食がだいたいならして150円くらいですので、安めのランチ500円との差し引きで換算すると
350×月の平日数20=7000円
つまり1年あたりのケチビリティは84000円です。はいこれでヨーロッパ往復余裕です。
娯楽の種類を限定する
これは僕が最初の大旅行に出発するまでの1年間、徹底したことです。
自分に許可する娯楽を限定してください。
僕の場合は映画でした。DVDのレンタルだけは我慢しないで好きなだけ観ていいよ、と。
(2015年の話です。まだHuluがようやく浸透してきたくらい。Netflixは外国のものというのが世間の風潮でした。あと僕が見たい映画にはマニアックなものもあり、意外とレンタル屋さんの方がそういうのがあったりとか、返却期限があるの方がしっかり観るとか、いろんな事情はありました。)
この時期に僕は2年で600本ほどの映画をみたので、これが意外と役に立っています。旅中に海外の人とも話が通じるし(映画には歴史のように、国際的に通用する教養としての一面があります。)、興味関心の幅が相当広がりました。映画には伝記モノ、戦争モノ、哲学モノ、事件モノ、自然モノ、科学モノなど多くのジャンルやテーマがあり、テーマからそれたところでも文学的な引用や、名曲の引用、文化的にモチーフなどがちりばめられているので、これらに大量に触れるうち、自然と好奇心旺盛になってきます。
レンタルDVDは1本1週間100円(安い!)のところで借りていたので1年あたり300本でだいたい3万円の支出です。
年間の娯楽費が3万ってどうかしてるほど安いと思います。学校に通いつつ、バイトと課題、弁当作りに加えて、毎日のように映画を観るわけですから、結局人と遊んでる時間なんてないんですけどね。
飲み会とか付き合いの食事とか行っている時間がなくなるのでその点でも大節約です。おかげで限りある時間や足りていないお金を費やしてでも会いたい大切な人が誰なのかわかるという利点もあります。
僕の場合は映画でしたが、ここまで極端でなくても、比較的安価で自分が心から楽しめるものだけに、しばらく間娯楽を限定してみてください。
お金もたまりますし、意外と新たな発見がありますよ。他の娯楽を削って空いた時間に何が入ってくるのか、ちゃんと見ておくことをオススメします。
僕が今またやるなら「楽器の練習」にするかな・・・。
ケチビリティは無限大ですね。もとの娯楽費によります。
スマホを解約する
極端なやつに戻ってきてしまった・・・
僕は実際に半年ほどスマホをキャリアから解約して使っていました。
とはいえいつもスマホは持ち歩いてましたけどね。自宅と学校とバイト先のすべてにWiFi環境があったので
キャリアの契約、いらなくね・・・?
ということに気が付いたのです。バイト先ともLINEでしたし、電話番号も正確には凍結しただけだったので、いつも書類などにはその番号か実家の番号を書き続けていました。
最近はコンビニや駅にもWiFiがありますし、地図や音楽などは自宅のWiFiでダウンロードしておけばOK。
まぁこの節約術はなかなかできない状況にいる人が大半だとは思いますが・・・
格安スマホ月2000円だとして、1年間のケチビリティは24000円。
うーん、これならケチるほどじゃないかも・・・(笑)
すべての支出をノートに記録
これはベタですね、
お金を使ってしまった時の罪悪感が、記録をつけ時に再度襲ってくるという・・・。
1円も支出がない日に赤字で「0円!」と書くのがだんだん快感になってきて、1週間0円で生活したこともありました・・・。
直接的に節約になるわけではありませんのでケチビリティはゼロですが
倹約においてマインドセットは行動に優ると劣らず重要ですから、こういう地味なところから支出への意識を高めていく必要はあると思います。
まとめ
こんな感じで実はベタベタなのですが、僕にとって節約とは決して我慢ではありません。
節約は新しい自分と出会ったり、自分の価値観を形成したり、自分の生活を見直したりするために欠かせない営みのひとつなのです。
旅に出れば毎日新しい人や場所、文化、常識に出会います。そんな中で、それとぶつけ合い素晴らしい体感や感動をはじき出すには、自らの中に、不格好でも中途半端でも、「これが自分だ」という何かを持っていることが大切なのです。
それが壊され、揺さぶられ、再編成されてこそ、旅をする意義が生まれます。
そうではない人は、ただ旅に行き「楽しかった、感動した、人生変わった」と思いつつも、行く前と行動が何ひとつ変わらないということになりかねません、
それはそれで良いのですが、何故がそういう人ほど旅したことを自分のアイデンティティと結びつけて語りたがる傾向があり、周囲の人は、語られる壮大な経験談に対して、目の前にいるその人が矮小に見えてしまい閉口する、というのはよくある図式です。
節約を通してでもなんだっていいのですが
考えてください。
しっかりと物事を考えて、行動し、反芻してください。
そういう人間が旅をすると、そこで得るものはそうでない人とは一味も二味も違ってくるはずです。
旅の準備、節約のフェイズも、たくさん楽しんで、良い旅をしてきてくださいね。
ということで、節約術をまとめつつ、節約以外のメリットを書き散らしたのは、そういうわけなのでございました。
では今回は以上。また何か節約術を思い出せば追記します。
読んでくれてありがとうございました。