英語の基本動詞

”Need”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 need の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

Contents

覚えるべき need の文型と熟語!

<SVO>need 名詞
need to V
need Ving
~が必要だ
Vする必要がある
Vしてもらう必要がある
<SVOC>need O to V
need O Vp.p.
need O Ving
OにVしてもらう必要がある
OはVされる必要がある
OはVしてもらう必要がある

needの意味はご存知の通り「必要だ」です。

動詞ということにこだわって日本語に訳すなら「要る」ですね。

needは意味については「必要だ」とだけ覚えておけば大丈夫です。

文型として他動詞

一見シンプルなようですが、
needは僕が循環構文と呼ぶ特殊構文をつくる珍しい動詞なので
ここはしっかり覚えておく必要があります。

循環構文をつくる need の文型は以下の通り。

  • S need Ving 「Vしてもらう必要がある

ところで何故こやつらを循環構文というかというと
最後の Ving の意味上のOが、文全体のSと一致するからです。

つまり理解としてはこうです↓

  • S need Ving (S)

分かりにくく図解するとこうです↓

例文は後で文型ごとに見ていくのでそっちに任せます。

ちなみに need はOに to V も取りますが、この時は循環構文のような現象は起きず、to Vの意味上のSは全体のSと一致します。もちろん to Vに対するOなどの文の要素も書く必要があります。

だから need Ving は以下のように書き換えられます。

need Ving = need to be Vp.p

これはちょっと例文がないとわかりにくいので、下でもう一度書きますね。

さらにちなみに。

循環構文をつくる need 以外の表現には以下のようなものがあります。

  • S V worth Ving
  • It <be> easy/difficultなど形容詞 to V

toughという単語も後者の例で使われることから、タフ構文なる文法用語があるらしいですが、僕として循環構造がある構文まとめて循環構文と覚えておけば十分かなと思っております。

これは need の記事なので深入りはしませんが気になる諸君は調べてみるよろし。

ではようやく、文型ごとに例文と共に見ていきましょうか。

<SVO>

need 名詞
need to V
need Ving
~が必要だ
Vする必要がある
Vしてもらう必要がある

<SVO>は need の最も基本的な文型
超頻出です。

後ろにシンプルに名詞を置くことも多いですが
to V を従えて助動詞的に働く用法も口語・文語ともに非常によく使われます。

need のあとに動詞の原形がくる正真正銘の助動詞 need もあるので、混同しないように勉強しましょう。(否定文などの作り方が違いますから。)

そしてなんといっても文法的なポイントとなるのは
循環構文をつくる need Ving です。

need の循環構文では、最後のVingの意味上のOが全体のSになります。

普通は明記されない限りVingの意味上のSは全体のSと一致するという原則があるのですが、needの循環構文はこの原則に当てはまらないどころか、全体のSを意味上のOに従えるので、やはり珍しい構文だといえます。

need Vingの循環構文は
need to be Vp.p.に書き換えることができます

これは素直に文法事項を検討すれば理解できると思います。

need to V の形では、原則通り意味上のSは全体のSと一致するので、「Vされるもの」がSにきている場合には、to be Vp.p.という受動態の形を作ってあげればOKということですね。

【例文】

We need the ring to save the world.
世界を救うためにその指輪が必要だ。

Shin-chan needs to convince Misae to buy a pack of chocobi.
しんちゃんはみさえをチョコビを買うように説得する必要がある。

His dirty shirt need washing.
(=His dirty shirt needs to be washed.)
彼の汚れたシャツは洗濯しないといけない。

<SVOC>

need O to V
need O Vp.p.
need O Ving
OにVしてもらう必要がある
SはOがVされる必要がある
SはOにVしてもらう必要がある

needの<SVOC>で最頻出なのは
need O to V 「OにVしてもらう必要がある」です。

want O to V 「OにVしてほしい」という want の同じ用法と抱き合わせで覚えるのがお勧めです。

need O Vp.p.
need O Ving

の2つはそれぞれ
<SVO>の
 S need to be Vp.p.
 S need Ving
が<SVOC>のOCの部分に押し込まれた形
です。
to be は省略されちゃいましたね。そもそも<SVOC>がOC間にto be の存在を想定しているような文型ですのでよくあることです。

need O Ving は循環構文が OC の位置に埋め込まれた形なので
綺麗に循環はしませんが、Vingの直前のOが意味上のOになっています。
<SVO>のneed Vingを前提としている用法なので、まずはそっちをきちんと理解しないわかりにくいかも。

【例文】

She needed her bike repaired.
彼女は自転車を修理してもらわねばならなかった。

He needs the dirty shirt washing.
彼の汚れたシャツは洗濯しないといけない。

まとめ

needのまとめです!

  • 意味は「必要がある」
  • 文型は<SVO>か<SVOC>
  • need to V と助動詞need V(原)を区別せよ
  • need Ving の循環構文に注意
  • <SVOC> need O to Vは want O to Vと同じ型

いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

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ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。