英語の基本動詞

”Wake”の覚えるべき文型、熟語をまとめる【基本動詞の文型】

基本動詞の文型を制すものが英語を制します。

基本動詞の一覧はこちら。

今回は基本動詞 wake の覚えるべき文型を

必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。

Contents

覚えるべき wake の文型と熟語!

<SV>wake (up)
wake (up) to 名詞
起きる
~に気づく
<SVO>/<SVOC>wake O (up)
wake O (up) to 名詞
Oを起こす
Oに~に気づかせる

wakeの意味は「起きる・~を起こす」です。

ここまで自動詞と他動詞の違いを説明するのに持ってこいの動詞は珍しい気がします。

自動詞は主語からみて、自分が何かをするだけのことを表す動詞。
他動詞は主語が別の対象に働きかけを持つことを表す動詞。

ですがそんなこと言われても

わけわかんねえよ。

だと思うのです。

でも「起きる」と「起こす」の違いはわかりますよね。
「起きる」は勝手に自分が起きておしまいですが
「起こす」は起こしてやる相手(他人)が必要。

だから前者が自動詞で、後者が他動詞です。

ということで
wakeの文型は<SV>と<SVO>です。
wakeの<SVO>は up をつけて使う場合は<SVOC>と捉えることもできますが、まあここでは大差ないのでどっちでもいいです。
(文型を特定することが究極目的ではなく、英語を解するために道具として文型を使っているだけなのでこの辺の割り切りも時には必要。文法事項の解明は文法学者に任せましょう。)

意味の広がりは<SV>でも<SVO>でも同じです。

単に「起きる」「~を起こす」という意味から

「目を開かせる」的な意味合いを経由して
「気づく、悟る」「~を気づかせる、悟らせる」という意味になったり
(awakeで結構一般的な用法)

「覚醒する」的な意味を経由して
「思い出される」「~を思い出す」
「やる気になる」「~をやる気にさせる」
「芽吹く」

などの意味になったりします。

日本語の「起こす」「覚める」などにも同じ語感がありますね。

<SV>

wake (up)
wake (up) to 名詞
起きる
~に気づく

up はあってもなくても可ですが普通はあることが多いかなあ。

「気づく」の意味で使うとき、「何に気づいたか」書くなら使うのは to です。

【例文】

I need to wake up early tomorrow.
明日は早く起きないといけない。

She woke up to the importance of having healthy diet.
彼女は健康的な食事を摂る重要性に気が付いた。

The spring has come and flowers are starting to wake.
春が来て、花が咲き始めた。

<SVO>/<SVOC>

wake O (up)
wake O (up) to 名詞
Oを起こす
Oに~に気づかせる

<SV>の時と全く同じの他動詞版。
upをCとしてとれば完全に決まり手は<SVOC>なんですが
up はあってもなくても意味が同じなので・・・。
こちらも<SV>の時と同じで、upはあることが多いけど。

【例文】

If you keep making your effort, it’ll wake your talent.
努力を続ければ、 君の才能が開花するよ。

I’ll take a nap. Please wake me up 30 mins later.
昼寝するわ。30分後に起こして。

His death woke us up to the real danger of the disease.
彼の死によって私たちはその病気の本当の危険性に気が付いた。

Her smile woke my painful past memory.
彼女の笑顔は私の痛ましい記憶を呼び起こした。

まとめ

wakeのまとめです。

  • 意味は「起きる」「~を起こす」
  • 文型は<SV><SVO>
  • 「気づく」「覚める」などの意味の広がりがある
  • up はあってもなくても同じ

いつも勉強お疲れさま。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

おすすめ教材

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『ビジュアル英文解釈 PART1 PART2』

『富田の英文読解100の原則 上・下』

『英文読解の透視図』

『総合英語Forest 7th Edition』

『英文法・語法 Vintage 3rd Edition』

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ささ
25歳。 副業で家庭教師をやっているので教材代わりのまとめや、世界50か国以上旅をしてきて感じたこと・伝えるべきだと思ったこと、ただの持論(空論)、本や映画や音楽の感想記録、自作の詩や小説の公開など。 言葉は無力で強力であることを常に痛感し、それでも言葉を吐いて生きている。 ときどき記事を読んでTwitterから連絡をくれる方がいることをとても嬉しく思っています。何かあればお気軽に。