基本動詞の文型を制すものが英語を制します。
基本動詞の一覧はこちら。
今回は基本動詞 の覚えるべき文型を
必要十分な量にコピっとまとめましたのでどうぞ。
Contents
覚えるべき seem の文型と熟語!
<SVC> | seem 名詞 (seem like 名詞) seem 形容詞 seem to V seem Vp.p. | ~のようだ・~に思われる・~らしい |
イディオム・熟語 | It seems that SV | SVのようだ SVのように思われる |
seemときたら<SVC>!
見ての通り
seemは<SVC>の権化です。
覚えることはとにかくこれ。
seemときたら速攻で<SVC>です。
ではCには何が入るのか。
- 名詞
- 形容詞
- to V
- Vp.p.
の4つです。
<SVC>をとる以上
be動詞的な側面があるというのは常です。
もちろん S=C ですし
Cには名詞か形容詞がきます。
さらに後ろにVp.p.が続けば
<be>+Vp.p.が成立したのと同じことですから
seem+Vp.p.も受動態になります。
seem to V の形の時は
seemの「~のようだ・思われる」という意味と
to V の「~する方に向かう」という意味が合わさり
「~するようだ・するように思われる」
となります。
ちなみに
seem to Vの to V以降はもはや
seemの領域からは逃れて自由ですから
seem to be Ving
seem to be Vp.p.
seem to have to V
など、進行形や受動態、助動詞的な表現なども含めて
自由に文章を進めていくことができます。
さて、基本的に<SVC>だということだけ
分かっていれば文構造に関して
困ることはないseemという動詞ですが
別件で覚えるべきことが以下の2点だけあります。
- It seems that SV という形
- 判断の主体は話し手(書き手)
It seems that SV
まず It seems that SVですが
これはもう形として
「SVのようだ、SVのように思われる」
と覚えてしまってください。
文法上の主節は
It seems で「主語ー動詞」なんですが
これは形式主語に対してseemで「~なようだ」
と言っているだけなのでほとんど内容的に価値がありません。
だからこの部分は
「~のようだ」って言ってるんだね~
と思って後はthat節の中身を
主節の気分で読んでいけばいいのです!
ちなみに口語では
thatの代わりに like や as if が使われることもあります。
「~のようだ」と思ってるのは話し手!
2点目の「判断の主体が話し手(書き手)」という話ですが
「~のようだ」という以上はそう思っている人がいるわけです。
その「~のようだなあ」と思ってるのは
「S seem なんたら という文を発している人」です。
これを
「判断の『主体』なんだから『主語』のハズやで!!」
と考えてseemに対する主語(S)が判断の主体だと
勘違いしてしまう人が多いです。
気をつけようね。
ちなみに「判断の主体」を明示したときには
「to 判断の主体」で「~にとって」という感じに書き加えます。
(例文をCHECK!)
She seems a kind person.
彼女は優しい人に見える。
(そう見えるだけかもよ。。。グハッ)
She seems to be hitting me.
彼女は僕を叩かんとしているようだ。
(やっぱりね)
It seemed to me that they were flirting.
僕には彼らがイチャついているようにみえた。
(第三者視点だとコレだ)
This key seems broken.
この鍵、壊れてるみたい。
(実は締め出されてたりして…)
まとめ
- seemは<SVC>
- Cにくるものを覚えよう
- It seems that SVは「SVのようだ」
- 「~のようだ」と思ってるのは話し手
そんな覚えることがたくさんある動詞ではありませんが
異常な登場頻度を誇ります。
ある大学の試験を受けて
英語の問題用紙にseemが印刷されてないなんてことはまずなんじゃないかな…
日本語でも「~みたい」とか「~のようだ」って
たんさんいいますよね。
絶対に頻繁に使う知識なので
しっかり覚えて楽しましょう!
では、いつも勉強お疲れさま。
読んでくれてありがとうございました。
おすすめ教材
基本動詞の文型を覚えつつ取り組むと効果的なおすすめの教材をいくつか紹介します。英文解釈系が多いですが、いくつかある定番の文法書の中で間違いなく推奨できるものも載せておきます。
『ビジュアル英文解釈 PART1 PART2』
『富田の英文読解100の原則 上・下』
『英文読解の透視図』
『総合英語Forest 7th Edition』
『英文法・語法 Vintage 3rd Edition』